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【糖尿病】1型糖尿病につきまとうプレッシャーの正体

こんにちは。今回は前の記事で書いたプレッシャーについて記述します。

“つきまとう”と書きましたが、私は時にまとわりつくような不快感を感じるときさえあります。
つまり、血糖値という合否判定を突きつけられることがプレッシャーであり、その頻度が高いことがつきまとうと表現した理由です。

血糖値は血液中の糖分量です。一日の中で刻一刻と変わるもので、健常者の方でも食事を取れば血糖値はあがります。1型糖尿病患者にとっては、少しの食事、少しの活動量の増加、少しのインスリン注射で変わるようなとても変動の大きなものです。(※1)

この変動の大きな血糖値をある一定の範囲に収めることを求められます。高くても低くても良くない血糖値で、コントロールができていない、となります。

この血糖値、手持ちの機械で測定できます。少量の血液が必要で、なるべく痛くないように指に針を刺す装置で血を出して、血糖測定器につけた測定紙に血液をつけることで、数秒~数十秒で結果がでます。
余談ですがこの測定紙は使い捨てで市販だと一枚100円位します。昔から高いです。

結果を見て、私は(きっと糖尿病患者の方は大半)一喜一憂します。一定の範囲にいるかをです。範囲に入ってるとほっとすることさえあります。

この心の動きが、とても疲れる事があります。
血糖値は容易に変化するので、人によっては1日に何度も測ります。極端な話、毎回その結果を見て気持ちが動くのです。様々な要因で変わるからこそ、コントロールも難しいことがあります。

だからこそ、プレッシャーです。私は一時期、調子の良い時にばかり測っていたぐらいです。

ご覧になった健常者の方の周りにもし1型糖尿病の方がいらしたら、血糖値測定に立ち会ったら、見えないプレッシャーと戦っているかもしれないなと、優しい気持ちを持ってもらえると私は嬉しいです。

すけ

※1 血糖値変動の要因
・食事
・活動量
・インスリン量
・ストレス
・睡眠量
・体調、健康状態
・(女性なら)月経
などなど

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