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家族に寄り添う切なさ

 家族にうつ病の診断が出た。

 寄り添うだけでいいのか?
 もっと積極的に関わるべきなのか?

 関わるべきだ。

 そして、今までの関わりを振り返って、《あなた任せ》にしてきたツケに気づく。

 側で見守るフリをして、自分事として相対して居なかったのではないか?

 精一杯を、無理を重ねてきた家族に、表面的な寄り添いしかしてこなかったのではないか?

 安易に考えていた。

 苦しむ姿を目の前でみながら、「私が考えるべきは、目の前にいるこの子のこと」と強く考えられていなかった。
 この子のこの先の事や周囲の事、周囲の人の事を、先案じしている自分に唖然とする。

 「何とかなる。」と診断書を拒み、処方薬の効果がすぐに出ないと肩を落とす姿に、切なさがこみ上げる。

 今日も、この切なさに寄り添う。
 涙が出てきた。

 

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