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解放から生まれる循環の場

コーヒーを片手に@池子の森の音楽祭2022

今週末は逗子・池子の森で開催された「池子の森の音楽祭」に参加した。音楽フェスに初めて参加したのだが、思いのほか居心地がよかった。アーティストは開演時間ギリギリまで調整をしていて、その様子が自然と耳に入ってくる。そしていつの間にかパフォーマンスが始まっていく。

オープンスペースで行われていることもあり、音楽祭は解放的な雰囲気で、観客も思い思いのままに参加している。

最前列で熱心に耳を傾ける人もいれば、食事をしている人もいる。お酒を飲んでいる人もいるし、芝生に寝転がって寝ている人もいる。アーティストもそれをわかっていて、それでいて自分の表現にフォーカスしている。

ぼくもお酒を飲みながら、ご飯やお菓子を食べながら音楽に耳を傾け、時には流れてくる音をBGMにしながら青空のもと、芝生の上で読書をしたり、と自由に過ごした。

夕暮れの空@池子の森の音楽祭2022

アーティストも、観客も、一人ひとりが思いのままに過ごしている場は、ほどよい緩みがあって解放を感じられる場だった。つい日常だと、日々の生活ややるべきことに追われてしまうが、世界とは本当はこうなのだろうと、ビールを飲みながら思いにふけっていた。

ぼくからすると、いまの日常のほうが不自然で、この音楽祭のような雰囲気こそが自然だと感じる。何かをやりたければやる、やりたくなければやらない、そして、やりたいことはただ自分の自己表現として世界に放ち、受け取られること、承認や報酬を目的にするのではなく、ただ表現することだけを歓びとする。

ただ、受け取ったらそれを気持ちやお金などの形でエネルギーを流す。それも、お金を出さなければならないとか、観念や思い込みからやるのではなく、やりたいを源にして、エネルギーを流す。これこそが自然な循環なのだと思う。

何もするべきことはない。そして、その人がその人で在るとともに、魂が体験したいことを体験していくことで、エネルギーが循環していく世界。これがぼくの創り出したい世界の姿だ。


三日月とともに@池子の森の音楽祭2022


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