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命の感じ方。〜地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイングを観覧して

草木や自然から、命を感じる。

不条理な境遇から、命を感じたい自分を感じる。

自分が何なのかを見失うことから、自分の命とはなんなのかを考える。

自分の命をどう感じるのか。
それはそのまま、命をどう使うのか、を考えること。

ちょっと乱暴に言い換えてしまうなら、
それこそが自分にとってよく生きることがどんなことかを考えること。

それにはいろんな方法がある。

どんな方法をとったって構わない。
でも好きな方法をとれるというわけでもない。

その時々でとれる方法をとるしかないけど、
逆に言えば、その時々で、何がよく生きることなのかを考えることをやめてはいけない。

ああ、仕事しんどいなあ
うまくいかないなあ
自分能力低いなあ
最近いいことないなあ
バカにされてるなあ

文句言ったり、こうやって自分を卑下するのはやすい。
そしてこういう精神状況のときに、よく生きることを考えるのはしんどい。

でもこんなときこそ、よく生きるためにもがいてみよう。自分が好きな方法で。やり方に制限はない。


この展示から、よく生きることに背を向けるな、という強いメッセージを受け取った気がする。
同時に、難しいこと考えずに、よく生きようよ、とやさしく語りかけてくれた気もする。

アーティストたちの、枠を設けずにただひたむきに「よく生きること」と真正面に向き合った作品たちは、ぼくに偉大な背中を見せてくれた。

ありがとうございました。

https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/earth/02/index.html


dk

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