zoomで一眼を使う(非UVC)
9/18 canonがeos-webcam-utilityを正式リリースしました。対応機種が拡大しており、kissX7も使用することが可能です。
なので、新たにアイテムを別途購入せずにwebカメラ出力が可能になりました。
https://canon.jp/newsrelease/2020-09/pr-eos-webcam-utility.html
4/22 表示のずれについて追記いたしました。
4/23 縮小について追記いたしました。
4/29 canonがカメラをUSBでウェブカム化するツールのベータ版を公開しました。kissx7は古いので対象外でしたが、新しいものなら別途購入することなくウェブカム化が出来るかもしれないです。
詳しくは以下のサイトが分かりやすいです。
https://japan.cnet.com/amp/article/35153133/
三口です。
最近話題になっているzoom。
webカメラを接続して友達と会話するのが楽しいのですが、そもそもwebカメラを持っていないのでAndroidスマホで参加していたのですが、
現時点ではAndoroidだけバーチャル背景できないんですよね...
せっかくなら全機能楽しみたい!
そのためには、そこまで画質高くないけど値段が高いwebカメラを買わなくてはいけない...うーむ。
ということで、家にあったcanon一眼レフを用いてzoomに参加しちゃうぞという話。メモ程度に。
必要な機材
・一眼レフカメラ
・一眼から出力するHDMIケーブル
・一眼レフの充電カプラー
・HDMIキャプチャ(UVC対応?)
一眼レフはcanonのEOS kiss X7です。
エントリークラスのレフ。これならスマホの方が画質いいんじゃ...?そんなことありません。バーチャル背景があります。
それを出力するHDMIケーブル。kissX7だとHDMIタイプAオスーミニタイプCオスです。
充電のカプラーは、充電が切れないようにするための外部電源。kissX7はACK-E15タイプのカプラーです。
上二つは私が買った商品。
ここで問題になるのがHDMIキャプチャ。
webカメラとして認識するためにはUVC(USB Video Class)というやつが必要そう。なにそれ。。。
HDMIキャプチャ問題
ここについて詳しく記載しているものがなかったのです。
HDMIキャプチャはUVCの性能が必要。でもそれってなによ?
UVCは接続されたカメラを外部カメラとしてドライバなしで認識する との記載だが、人によっては普通のHDMIキャプチャでもzoomできたよという人もいるし
というわけで、今回はとりあえずUVC非対応の製品を買ってどのソフトが映像を出力できるのかの検証です。
今回購入したのはHD60S。
HD60S+だとUVCに対応しているのですが、値段が一万くらい違うので少し悩んでとりあえずこちらにしました。失敗すれば買いなおせばいいや!
接続
必要なものを用意し、つなぐだけでZoomは認識しましたが表示されているアイコンが多いし、何か比率もおかしい...
モニターに映っているものなら可能なので
こういう表示の類もzoomに出せます。
というかそもそもこれは何しているのかというと、外部モニタに映し出すときにでる映像をパソコンにいただいているだけ。なので、例えばカメラの残り撮影枚数とかのアイコンがあればそれも出てしまいます。
接続しても真っ暗という可能性があるので出力の選択から
(windows環境にて)ビデオ横の△から、
Game Capture HD60Sを選択することで映すことが可能。
この時点では特にドライバなど入れていません。
(最後までドライバ入れなくても繋ぐことは出来ます)
次に比率の設定。
ビデオの設定から
私の場合はHDを有効にチェックが入っておらず、無理やり横方向が圧縮されたような表示になっていたが、HDを有効にチェック入れるとそれは改善する。
また、マイビデオをミラーリングのチェックを外すことをお勧めします。
こちらzoom側に移っている映像と相手側に移っている映像が異なっている可能性があり、ミラーリングにチェックを入れない状態だと、カメラでそのまま映像をとっている状況を見ることができる。
ちなみに、ここのチェック状況では相手側の映像には影響を及ぼしません。
表示の設定。
これはカメラの問題なのですが、HDMIで出力した際にその画面に枠や残り枚数を表示するかどうかみたいな機能が高価な機種にはついているそうです。
EoskissX7にはその機能はついていないのですが、
カメラについているinfoボタンを押すと表示が消せるので、HDMI出力時に消すではなく、物理的に表示させないという手段を用いて対応します。
しかし、
AFの枠は消せませんでした。これはzoomとかで相手側に見えてしまうので、気になる人はAFをMFに変えれば消すこともできますが、
zoomなどではバーチャル背景があるのでそれを使用すると疑似的に消すことができます。
問題なのは表示のずれ
こちら側の配信状況では一見問題ないように見えるのですが、相手側からは少し映像の端が切れて見えているようです。上図参照
環境によるかもしれないですが、私が少し試したときにはそうでした。たまたまAFの枠があったので中心ずれがわかりましたが、枠なければズレなくいけるかもしれません。
相手側から見える映像についての話
4/23追記分で縮小問題については解決できました。
zoomにおいてですが、通話相手の表示形式は2パターンあります。
複数人を同時に見るモード(ギャラリーモード)と、一人を大画面で見るモードです。
これは私のカメラ、kiss x7の問題かもしれませんが
少しクロップされた状態での出力となっていたので比較してみました。
HDを有効にした状態で、相手側にスクショをとってもらって検証しました。
相手がギャラリービューの時は、こちら側で表示されている映像とほぼ同じ映像が表示されます。
配信側でもクロップされた状態なので中心位置などに違和感はありません。
ただ、相手側が全画面表示をしている場合、やはりなぜだが中心がずれて表示されます。左側にのみ黒帯が表示されるので、相手側も少し違和感を覚えるかもしれません。
微妙に気になるブレ
これもまた、Kiss x7の性能の問題かもしれませんが、
映像内で頭を激しく動かしたりすると、頭が何重にも見える処理落ちのような現象がたまにあります。ブラーみたいな感じです。
EosUtilityでリアルタイムプレビューしているので、それと比較してもZoom側のみ起きているのでzoom側の問題なのかもしれません。
縮小問題について
-4/23追記-
私の設定の問題でした。
映像なので一眼の設定をビデオモードにしていたのですが、そうするとカメラの液晶の上下に帯が表示されていました。写真モードとの比率が違うからなのですが、それが黒帯も含めて映像として出力されていたようです。
なので、写真モードにすると上部の帯が消えます。
今回の場合は別に映像を撮影しているわけではなく、単にカメラのディスプレイの表示をパソコン側に出しているだけなので、写真モードでも問題なくzoom等は使用できます。
だとしてもズレの問題は残っていますが、これはもうzoom側なのでこちらでどうしようもできない(気がいたします)。
対応配信ソフトについて
私の方でいくつか試してみたのでその結果から。
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