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YMOがそこにいた夜。

2024.1.28
PM
「YUKIHIRO TAKAHASHI LIVE 2018 SARAVAH SARAVAH!」
@ 109シネマズプレミアム新宿

去年。戦メリを鑑賞した際に予告編が流れ、チケット購入をすぐに決めたユキヒロさんのフィルムコンサート。

上映前に盟友 鈴木慶一さん、秘蔵っ子 高野寛さん、マネージャー 佐藤さんによる、たっぷり1時間のトークショウ。佐藤さん所有の貴重なスナップを映しながら、THE BEATNIKSについて当時のエピソードトークはここだけの宝物。さらに「EXITENTIALIST A GO GO」リリース時の衣装だった黒のジャケットを着用して来てくれた慶一さん。大好きなアルバムなので目前のご本人が当時のお姿で…もう感無量。

そして、高野寛さん。幸宏さんとの師弟関係は以前からメディアで目にしていたけど、本日のような慶一さんとの師弟トークはなかなか珍しく思えた。ギタリストとして参加したBEATNIKSツアーでの挫折が、のちにSSWを目指すきっかけになったというお話は興味深かった。

その他、別に鍵盤が得意な訳ではないのにキーボーディストとして度々召集するユキヒロさんの謎を、困ったような笑顔で話す慶一さん。初めてギターを買った時のようにめちゃくちゃ練習したそうです。

終始笑いの絶えない対談。

幸宏さんとはどんな人だった?と訊かれ。
高野さんは「プロデューサー視点が常にあったひと。」と、感謝と共に。

慶一さんは「人が集まってくるひと。その中でも孤独を表現するひと。」
そして、最後に「もう会えないのが寂しいね。」と呟く。

「YUKIHIRO TAKAHASHI LIVE 2018 SARAVAH SARAVAH」
本編上映はアンコールも含めてたっぷり90分。
包み込まれるような大きなスクリーンと素晴らしい音響で没入感がハンパない。これはもう当時即完した2018年の本公演に参加したと言っても過言ではない、高揚感と至福を味わう事ができた。ユキヒロさんの歌唱の上手さ、空気を一変させるシャープで疾走感あるドラミング、林立夫さんと並んでビートを刻む…そんなお二人の姿に痺れた。歌唱もドラムも(難しく複雑な事を)スマートにこなす、いつだってカッコいい、そんなユキヒロさんにまた出会えた。

遅くに帰宅後。
SNSで、なんと細野さんも来場されていたと知り、ひっくり返る。
ユキヒロさんの映像、教授の音響、そして、細野さん。

YMOがそこにいた夜。


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