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坂本龍一 x 大友良英スペシャルトーク@ICC

2024.3.1.Fri
坂本龍一トリビュート展
大友良英スペシャルトーク@ICC

2008年以降、教授と即興演奏での共演が多かった大友さん。教授自身も活動最初期は即興・前衛側だったので、共通の知人fennesz氏を通じてリサーチをかけていた事実に、にっこり。

おふたりの共通点は「インスタレーションの心得がある音楽家」と。共に札幌国際芸術祭ディレクターに就任しているのがその証拠。また、イチ自治体がいまでも大規模な芸術祭を開催できるのは、初代の教授が手配した土台や道筋が効いているのだと、2代目大友さんは考察。

影響力の大きさとそれに伴うリスクを知っていながらも、社会的な運動や発言をしてきた教授。ある世代にはツートップであった清志郎さんと共に不在となってしまった現在。次のskmt候補は…大友さんでしょうと思うが、ご自身では岸野雄一さんを推薦。自治会レベルからはじめる小さな石の動きがいずれ社会(問題)という大きな山を再び動かせると信じて…。

大友さんトークは真っすぐで、正直で、ときにじーんとして。たっぷり2時間。
質疑応答で、未聴の教授作品を次々と薦められ困る大友さんはかわいい。

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