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セルフとは 三賢人のワークショップ&対談

「帰ってきた "Use of Self ...in holistic way" 〜山の智慧・禅の智慧・心の智慧の鼎談」に参加した。

心理学からはTransactional Analysis(TA)講師のRosemary Napper先生。
修験道の大聖坊十三代目 星野文紘先達
そして仏教曹洞宗藤田一照禅師が一同にかえし、「セルフ」を題材にワークショップおよび対談を開催。受講参加した。

ワークショップ 色紙で「Self」体験
何も考えずに穴を開ける
考えてなくても、過去の経験で半分に折って、折り目のところを半円で中心に丸い穴がでかなるように切り取る

穴を開ける手順は自動的行為(経験から)
穴の大きさは無意識的好み(指示なし)
小さい そこから観る世界観

他者とのコミュニケーション

どうしたら穴の空き具合の違う相手とコミュニケーションとるか

もっと穴を広げることを選択することができる(指示あり)
忠実に指示に従い、穴と認識するためにはフレームが必要(私が考えたのだろう)

穴が大きくなると他者とのコミュニケーション取りやすくなる

紙自体が、セルフ(自己)か
切り抜いた部分の紙がセルフか
それとも切り抜かれた穴がセルフか

同じ色で形に切り抜かれた色紙は存在しない。

セルフとは個性豊かな独自性がある
と重ねていくと共通点はある
「人類」という共通点

他者を思いやれるセルフになるには
大きな穴にするか、たくさん穴を作るか
相手が見えるように、そして相手から自分が見えるように自分を作り変えることができる。

変れるセルフ

5ヶ月の赤ちゃんにはセルフはあるか
お母さんと同じセルフがあるか

TA的セルプ理解
パターン1 赤ちゃんはもともと完全なセルフがあり過去と未来のエネルギーによって成長していくことで、小さくなっていく。

パターン2 赤ちゃんは胎児の時に母体と繋がったセルフがあり環境と経験とでセルプが発育する

赤ちゃんは、経験や環境の影響で変わっていくセルフ

一照さんは、言葉で言い表せない「セルフ」について語られた。「セルフ」は自我とは違う《私》

私らしさには、ある取り外しできないフィルター を通してみている世界があって、それを通してしか観られない私がいる。

私が私である《今》の《セルフ》はなんなのか。これを一照さんは「Actuality(現実態・エネルゲイア)」と例えた。

アリストテレスのデュミナスとエネルゲイアの関係がセルフの根本にあるということだろうか?

可能態にはすでに足枷(フィルター)が掛かっている状態で、そこから現実態へと変態しながら新たな可能態となる。

Potentialityというよりやっぱり
Possibilityのほうがしっくりくる。

指がない人のビアノを引くという行為のPotentialは限られているが、Possibilityは未確定要素が含まれる。
セルフはどちらとも言える。

心理学、修験道、禅道の三者のお考えを聞いて日本語の難しさを感じた。

心理学のベースはアリストテレスに遡ると考えれば、 TAのSelfは日本語では可能態と訳されるpossibilityなのではないか。(dynamics; potentiality )(デュナミス)

修験者星野先達は「人間」「ヒト」を分けて説明された。修行の山で崖み立ち向かうと体が喜んでいるのが解ると。。それはヒトは自然だからだ。

ヒトとは
セルフとは
《私》とは

言語の違い
科学と未科学と非科学

ディナミスからのエネルゲイアへ変態

赤ちゃんは可能態である。
人間は年を取っていけばできることは失われていくが、別の可能態となり経験は続く

穴を認識するためのフレーム。
社会的ルールの中で生きる私
フレームが無くては穴と言えるものがなくなる
それは「穴を作る」という指示に従うという過去の経験から起きた行動。

フレームがあることでセルフを定義することも可能。

もし、言葉を知らない赤ちゃんに紙を渡して指示しても穴を開けるとは考えにくい。

ただSelfishな行動になる
赤ん坊にはルールはない
言葉は社会的ルールだと実感

言葉で表せないもの伝えたい時は
どうしたらよいか。

「一緒に踊れるとか」と答えてくれた人がいた。その時も納得できた。

それが祭りであって、村のコミュニケーション、ルール、伝統、祀り、自然とのコミュニケーション。

一照さんのワークショップ、
如意棒使って言葉のないコミュニケーション
感じながら動く。
受信力。
テレパシーに似てる

Actualityはエネルゲイア(現実態)

セルフ

個としてのセルフ
全としてのセルフ

そう考えると、Possibility(可能態)は
セルフの一面に過ぎないのか。

《今》と《セルフ》

言葉では説明できないセルフを感じた講座でした🙏

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