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スポーツクライミングと音楽

DJ TOSHIKI です。

"スポーツと音楽" をテーマに(ほぼほぼ)毎週記事を更新しています。

7月にnoteを始めて、これまでプロバスケットボールの試合会場でのDJについて書いてきましたが、今回は2020東京オリンピックから新たに公式競技になった "スポーツクライミング" でのDJについて書きたいと思います。

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まず、スポーツクライミングについて少し説明をすると、現在、国際的な公式の大会では主に、

「リード」:ロープで安全が確保された競技者が十数メートルの壁に設定されたコースを登り、その到達高度を競う競技。

「ボルダリング」:高さ5メートル以下の壁に設定された複数のボルダー(コース)を制限時間内にいくつ登れたかを競う競技。

「スピード」:高さ10メートルもしくは15メートルの壁で、予めホールドの配置が周知されているコースをどれだけ早く登るかスピードを競う競技。

の3種目が行われています。

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その中でも自分がDJとして参加したのが、「ボルダリング」で、2017年から毎年開催されている"RED BULL ASURA" と、アディダスがドイツにて主催するスポーツクライミングの祭典の東京大会 "adidas ROCKSTARS TOKYO" でDJをした経験をもとに書いていきます。


スポーツクライミングはスケートボードやBMXなどと同じく、アーバンスポーツ(都市型スポーツ)と呼ばれていて、音楽ともとても相性が良い競技です。実際に各地で行われる大会でDJが音楽をかけているというのはあまり珍しくない光景だと思います。その中でも自分がDJを務めた "RED BULL ASURA" と "adidas ROCKSTARS" はボルダリングコンペとしては特に音楽などの演出にこだわっている大会だと思います。

"RED BULL ASURA" は全国数カ所で予選を行い、決勝を三重県熊野市のボルダリングエリア(山の中にある実際の岩場)で行うのですが、ここでももちろんDJブースを設置してDJが大会を盛り上げています。

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そして、"adidas ROCKSTARS TOKYO" は音楽に加え、照明(Lighting) にもこだわっていて、選手の登場を派手に演出したり、アーティストのLiveやアスリートのパフォーマンスショーを取り入れて、他には無いボルダリングコンペを造り上げています。

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こんなめちゃくちゃイケてる2つの大会でDJをさせてもらってるんですが、(本当に感謝です!)実際にどういう感じでDJしているのかを書きたいと思います。

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ボルダリングは、4〜5分の制限時間内で1つの決められたコース(課題)にトライして、最終的にいくつのコースを完登できたかを競う競技で、その4〜5分の中には、課題を登るルートを考える時間と実際に登る時間があります。短い制限時間の中で選手は"頭を使うことに集中"するタイミングと"身体を使うことに集中"するタイミングがあると思っていて、DJをする上でもなるべくそのタイミングに合わせたプレイをするように心がけています。曲調やテンポはもちろんですが、歌が乗っている曲かインスト曲かやどのタイミングでどういう曲の繋ぎ方をするかということも考えながらDJしています。最終的に選手がその課題を完登することがベストなので、音楽で少しでも後押し出来たらと思いながらプレイしています。

大会の終盤になってくるとコースのレベルも高くなってきて、どの選手もなかなか完登できないコースが出てきます。ここで完登できた選手がかなり有利になるため、会場の応援も熱が入ってきて選手も応援に後押しされて良いパフォーマンスを発揮します。この瞬間が会場が一番盛り上がるタイミングだと思っていて、DJも選手に合わせた曲より、より応援のパワーが大きくなる音楽をセレクトしたりしています。手拍子や応援の声が選手の力になって難しいコースをようやく登りきった時の会場の盛り上がりは本当に最高で、ボルダリングの面白さが一番わかる瞬間だと思います。

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スポーツクライミングは観戦しても面白いスポーツなので、機会があれば一度会場で観てみてください。


ここからは有料記事になりますが、自分が実際にボルダリングの会場でプレイした曲を何曲か紹介します(おまけ程度です)。興味がある方や、自分の記事を応援してくれる方がいましたら、サポートのつもりで見ていただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

DJ TOSHIKI

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