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【日記】がじゅまる

先日、私の部屋にがじゅまるがやって来た。
派遣先の方から、餞別にいただいたギフト。
私は、私が居た部署の名前から、そのがじゅまるを「カンリブ」と名付けた。
毎日仕事前や合間に眺めては、派遣先の方のことを思い出す。
「カンリブ」と名付けたことを伝えると、「枯らさないで下さいね」と。
その時、なんかすごいものを背負ってしまった、背負わせてしまったなと思った。
毎日眺めて気付いたこと。
毎日眺めていても、意外と成長に気づけること。
葉っぱなのか何なのかすらわからない若草色のチョボが、ちょっとずつ伸びて膨らんで小さな小さな葉っぱになった。
色は他の葉よりも若くて浅い、でも明るくて可愛い。
こいつがちょっとずつ大きくなって、他の葉と変わらなくなるのは、今年のいつ頃だろう。
見ているヤカンは煮えない、とは言うが、確実に昨日より今日、今日より明日へと伸びる姿。
代え難い美しさがある。
死角になって見えていないところから、若草が顔を覗かせることもある。
明日は違う角度で眺めてみようと思う。

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