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【日記】私の青春

今日はクラシックのコンサートに母と行って来た。
場所はかつて私が所属していたジュニアオーケストラの練習場の真ん前。
当時とは名前が変わっていたけど、とても覚えている会場。
そう、実は私はもともとクラシック育ち。
アーティストの皆さんに聴くように、あなたの音楽のルーツは?と問われたら、間違いなくクラシックと答えるだろう。
小学、中学、高校とトロンボーンを吹いてきた。
今はもう演奏する側でなくなって久しいけど、落ち込んだ時に聴くのは案外クラシックや、かつて演奏した吹奏楽曲だったりする。
今日はご縁あって久々の生演奏にぶち抜かれた。
チューニングの音だけで涙が出そうだった。
金管楽器の一音一音に、心が奮い立つような、あの頃の自分に戻るような感覚があった。
結局、人ってやつは自分の青春(だと思っているもの)をこすり倒して歳を重ね、老いていく。
私はロックもジャズも好きだけど、結局クラシックを挟みながらの人生だ。
それだけ、情熱を傾けたものがあるということが、誇りでもある。
高校卒業後も、もしトロンボーンを辞めなかったら。
演劇と出会わずずっとクラシックを聴いてたら。
脱OLしてラジオ業界に飛び込まなかったら。
もしかしたらまだクラシックのステージにいたかも、と思うと、それはそれできっと幸せだったろうなと思う。
音楽は一生もんだ。
この気持ちも大切にしよう。

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