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次世代のデジタル革新:高橋洋一”The Next Generation of Digital Innovation”:Yoichi Takahasi

今後、AIはどのように進化していくのでしょうか?それについて考えてみたいと思います。

まず、規制の問題がありますね。これが労働者の収入にどのくらい影響を与えるかは重要です。例えばアメリカでは、映画業界でAIが多く使用されると、主演俳優は影響を受けにくいですが、他の多くの人々が職を失う可能性が高くなります。トム・クルーズのような有名な俳優がAIに関する意見を述べることもあります。彼らは規制を訴えることが多いです。それがなければ、業界全体を維持するのが難しくなるからです。このような考え方は欧米に多く見られますが、日本ではそれほど気にされないことが多いです。

しかし、AIの進展によってどの職業がどうなるかはよく聞かれる質問です。特にルーティンワークや単純作業はAIによって代替されやすいです。規制によって守られている職業もその対象になります。例えば、士業と呼ばれる弁護士や税理士などがそれに該当します。これらの職業は参入障壁や筆記試験によって守られていますが、AIがそれを簡単にこなすようになると、彼らの存在意義が問われることになります。

具体例として、公認会計士が挙げられます。企業の決算分析は主に数字を扱う作業で、AIが得意とする分野です。AIを活用することで、平均値から外れている部分をピックアップし分析することも容易になります。これにより、今後の職業のあり方が大きく変わる可能性があります。

このように、AIの進展によって影響を受ける職業は多く、特に規制によって守られている職業は注意が必要です。これからの時代にどのように適応していくかが重要な課題となります。

ちなみに、私の会社ではDX(デジタルトランスフォーメーション)がほとんど完了しています。DXが完了すると、データ処理だけが残ります。データを入力して、国税庁認定のソフトなどに取り込むと、税理士よりもはるかに正確に処理されます。これにより、税務申告に関するミスがなくなります。私の会社でも、そのようなソフトを導入しているため、税理士に依頼するよりも簡単で正確に税務申告が行えます。もちろん、これはDXが完全に実現している場合に限ります。

DXが完了すると、弁護士などの士業も大きな影響を受けます。例えば、過去の判例検索はAIが得意とする分野であり、AIを活用することで迅速かつ正確に判例を見つけ出すことができます。これにより、弁護士の仕事が大幅に簡略化されます。過去は、判例を検索することが難しかったため、弁護士の役割が重要でしたが、現在ではAIがその役割を担うことができます。最高裁判所の判例がすべて公開されているため、検索が容易になり、適切な判例を迅速に見つけることができます。

こうした状況では、弁護士や税理士などの士業が厳しい状況に置かれることになります。特に文系の士業は、AIの進展により苦境に立たされるでしょう。しかし、すべての業務がAIに置き換わるわけではありません。DXに詳しく、その限界を理解している人は生き残ることができるでしょう。DXやAIの限界を理解し、それに対応できるスキルを持つことが重要です。このようなスキルを持つ人は、今後も職業としての価値を保ち続けることができるでしょう。

その一方で、AIを多く使うことによって、多くの仕事を受けられる可能性もあります。例えば、多くの人がAIに依存することで、その分仕事を集中させることができるかもしれません。しかし、それが本当に良いことなのかどうかはわかりません。このような状況では、大変な時代が訪れています。

多くの人は、士業を次の世代に継がせることが難しいと感じています。私もよく「どうしたらいいですか?」と聞かれるのですが、その際に重要なのはAIの弱点を理解することです。AIの進展に伴って、その弱点を見極めることが必要です。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展に詳しい人は、AIに対抗することができます。しかし、DXの知識がないと、AIに対抗するのは難しいでしょう。これは一般のサラリーマンにも当てはまります。営業などの分野でも、DXを理解していなければ競争に勝つのは難しいです。

私自身も、自分の発想や思考パターンがAIに近いと感じることがあります。データ分析を行う際には、AIと競争することになりますが、その際にAIに勝てるかどうかはわかりません。しかし、もうこの歳になると、そのような競争もあまり気にしなくなります。

このように、AIと共存し、AIの弱点を理解し、DXに対応するスキルを持つことが重要です。これからの時代に生き残るためには、AIに依存するだけでなく、自分の強みを活かしながら適応していくことが求められます。

せっかくだから、私の著作はすべて電子化されているので、それらをすべて調べて、さらにYouTubeのアーカイブもすべて調べてAI化し、「AI Takahashi」を作ってみたいですね。これが私の後継者になるかもしれません。

私の思考パターンはかなりAI的で簡単に真似できると思います。海外の事例を調べ、日本の事例を調べ、データ分析をして答えを出す、というパターンはいつも同じです。AIでも同じことができるでしょう。誰かが「AI Takahashi」を作ってくれれば、私の後継者として機能するでしょうし、私がいなくなった後も同じようなことができるでしょう。

確かに、芸能人などでも似たようなことをやっている人がいますよね。この会社でも私がいなくなった後、AI Takahashiが後を引き継ぐことができればいいですね。画像データや動画データもすべて読み込ませて、AIが新しい問題に対して答えを出すことができるようにするのです。

よく「高橋さんの後継者は育っていないのですか?」と質問されますが、私の著作は約300作あり、それらをすべて読み込んでデータ化し、YouTubeのアーカイブもすべて読み込ませれば、多くの問題に対応できるでしょう。YouTubeの動画も1000本近くありますので、これらの画像や動画を活用することもできます。

これを実現すれば、AIが私の代わりにずっと活動し続けることができます。さらに、AIを使って私を若返らせることもできるかもしれません。過去のデータや歴史、海外との比較などを活用すれば、AI Takahashiは簡単に作成できるでしょう。

昔、政府の財務諸表を作成したときに、これをすべて手作業で行うのは無理だと思ったので、すべてプログラム化しました。その結果、現在もそのプログラムが使われています。実は、その財務省のシステムの中に「AI Takahashi」が少し組み込まれているのです。

その当時、私は財務省にプログラムが組み込まれていると話したところ、財務省はプログラム監査を行い、徹底的に調査しました。しかし、それでも一部のシステムにAI Takahashiが残っています。つまり、AI Takahashiをいろんなところに埋め込んでいるのです。

これは20年ほど前の話ですが、今でもAI Takahashiが使われています。例えば、コアな部分のアセットマネジメントシステムにもAI Takahashiが組み込まれています。これは、資産と負債の動きをバランスを取りながら管理するシステムです。

このAI Takahashiを他の分野にも広げていけば、多くの分野で活用できるでしょう。これが現実です。


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