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DJ POLYPICALが2023年に出会って即合体してしまった漫画たち

毎年恒例の漫画ベストです。

太ったおばさん / 出会って4光年で合体

ついに大賞に同人作品、しかもエロ漫画(グラフィックノベル?)をセレクトしてしまいました。マイナー作品ほどSNSと切り離せない漫画界の現状はどうかと思ってるし、一部でリファレンスとして挙げられているエロゲ黄金時代の作品は素通りしてきた人間ですが、これは良かったな。昔よく読んでいたあびゅうきょ作品にハマりきらなかった決定的な要因を乗り越えているようにも思える、は言い過ぎか。

反田背骨 / OHMYGOD

今年の新人賞はこちらです。毎年滅法面白く作家性を強く感じる新人作品が次々に生まれていて凄い。今一番更新が楽しみな漫画かも。

薄場圭 / スーパースターを唄って

新人賞で競りました。ヒップホップはあまり聞かないのだけど『とんかつDJアゲ太郎』あたりから"リアル"を感じられるような音楽漫画が増えてきた印象で、今年は特に音楽をテーマにした良作が多かったように思います。ニートtokyoへの出演もアツい!

青木潤太朗, 森山慎 / 鍋に弾丸を受けながら

人生において特に食に重きは置いてないのですが、人々の食にかける異常な情熱を見るのは好きだったりします。作中語られる作者の設定に関しては嘘(ご愛嬌)だと思いますが。昔よく読んでいたアンソニー・ボーデイン『世界を食いつくせ!』のように、旅モノとして読むのも楽しいかと。

涼川りん / アウトサイダーパラダイス

前作『あそびあそばせ』の苦手だったギャグ要素が後退して、かなり好きな感じになっていて驚きました。百合は積極的に追ってるジャンルではなく全然詳しくないのだけど、こういう雰囲気はもっと追求していきたい。かなり良いですよ。

飯野俊祐 / 偏愛ハートビート

性の匂いは薄いものの死の香りは濃厚な恋愛漫画といったところでしょうか。少年漫画だから、というのもありそうではあるものの、それにしてもちょっと異常でない?

町田洋 / 砂の都

まあ、良いよね。

佐藤達木 / 軟骨さん

まあ、良いよね。

エルド吉水 / 龍子 RYUKO

斎藤なずな / ぼっち死の館


去年は『67歳の新人 ハン角斉短編集』をあえて取り上げておらず、そういう枠組で捉えることへの抵抗感もいまだ若干あるものの、高齢作家の作品をもっと読みたいというのもあり、今年はこの2作を。どちらも凄く良かった。

余談ですが、今年はついにジャンプを毎週読む習慣がなくなりました(ジャンプ+のアプリのみ)。たまにパラパラ捲って気になれば読んだり再読したり。紙の雑誌で読んでるのはスペリオールとヤンマガのみになってしまいましたね。あとベストには挙げなかったけど『チ。』でちょっと危なっかしいなーと思ってた魚豊先生が『ようこそ!FACTへ』を書いてくれたのは流石!となりました。

次点は『這い寄るな金星』『まだら模様のヨイ』『うみべのストーブ』『東東京区区』『パコちゃん』『しあわせは食べて寝て待て』『Bye-Bye アタシのお兄ちゃん』『スカベンジャーズアナザースカイ』『終末ミッケ』あたり。また来年!

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