【祝🎊オリックス三連覇】うれし涙って何種類あるんだろう?
僕にとっての記念日が、またひとつ増えました。
9月20日、オリックス三連覇の日。
今年も息子とテレビ観戦し、歓喜を分かち合いました。そこからネットで優勝記念グッズを購入して、J SPORTSの優勝特番を観て、動画をチェックして、早朝に新聞を買いそろえて、優勝試合の再放送を観て。
三回目ともなると、すっかり慣れたもんです。
しかし、優勝の感動には慣れないんだなあ。今年も試合を観ていてこみ上げてくるものがありました。
あんなに〝ぶっちぎり〟だったのに?
そうです。一昨年と昨年とでは、うれし泣きの種類が違ったんです。
一昨年は、四半世紀にわたる苦行が報われたことへの涙。
昨年は、あまりに運命的で劇的な逆転優勝に震えての涙。
そして今年は、球場の一体感に共感しての涙。
それは、7回裏の出来事でした。
7回裏、二死走者なしからの猛攻、猛攻、猛攻。
なにがスゴイって、ファンの〝圧〟が画面越しからでも伝わってくるんですよ。相手投手を呑みこむほどの大合唱、大声援。3万5000人が全集中して次のプレーに祈りを捧げ、一斉に反応していました。
解説の小川さんが口にした一言が、印象的です。
「ファンの方に打たせてもらっていますよ」
あの一体感……、
本当にオリックスの本拠地なのか?
あの不人気で、弱小で、全てがちぐはぐだった球団か?
昔、僕が生観戦した試合なんか、本拠地なのに敵地みたいな雰囲気でしたよ。それが、こんなに応援してもらえるようになっただなんて。
そう思ったら、感極まってしまったのです。
あの一体感を生んだ要因は、強さだけではないと思います。
球団の企画力。
ファンを獲得するための努力も大きかったのではないでしょうか。
選手たちをアイドルに見立ててメイクアップしたり、その半月後には漫才コンビに見立ててニコイチで売り出したり、毎日のように舞台裏を配信したり。
中でも、僕が感心させられたのはこのサイト。
初心者に向けたコンテンツなのですが、とても良くできているんですよ。
理由は〝そもそも〟を大事にしているから。
〝そもそも〟オリックスってどんなチームなの?
〝そもそも〟野球ってどんなルールなの?
〝そもそも〟観戦するにはどうしたらいいの?
〝そもそも〟どう応援したらいいの?
誰かになにかの魅力を伝えるとき、どれだけ〝そもそも〟に気付けるかどうかで伝わり方は大きく変わってきます。伝え手の常識が、受け手にとっても常識とは限らないからです。
このサイトでは、チケットの購入方法、オススメの観戦の仕方、誰でもわかるルール解説、出身地別・年齢別に選手を検索できるページなど、初心者が門を潜りたくなるような〝入口〟がいくつも用意されています。
こうした取り組みの一つ一つも、あの一体感につながっていたはず。まさにキャッチフレーズ通り、全員で勝ち取った優勝だったと思います。
はーーーーー。よかった! VVVe did it!
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