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小学校での休み時間が、今の自分につながっていた。

キンコンカンコーン、キンコンカンコーン🎵🔔

授業の終わりに鳴るチャイムが、待ち遠しかった。当時の僕らにとって、あの鐘は試合開始を告げる合図でもあったんです。


あなたは子供のころ、休み時間をどう過ごしていましたか?

友達と雑談?
一人で読書?
机に突っ伏して睡眠?
授業の予習・復習?
それとも、外に出て遊んだ?

僕はというと、ほんの一時期だけクラスで流行したある遊びが忘れられません。その名も……、

〝サイコロ野球〟🎲⚾

遊び方はこのような表(↓)をつくり、サイコロを振る(または鉛筆を転がす)だけ。

1打席につき、サイコロは2回振ります。

盗塁・バントがしたい場面、併殺打、犠牲フライが考えられる場面は2回振り、合計が「6」を超えたら成立。ここら辺は、ローカルルールですね。

表の埋め方は自由なのですが、大事なのは出塁率の調整。

打高投低だと試合が長引いて休み時間中に終わらないし、投高打低だと盛り上がりません。

ちょうどいいのは〝.333〟、36マス中12マスくらい。

この目安は担任の先生が教えてくれました。


実は僕、この〝サイコロ野球〟こそ自分の原点かもしれないと思うのです。

この時期、僕はとにかくマニアックな知識をかき集めていました。

サイコロ野球用のチームをたくさん作りたかったからです。

阪急の現役選手、他球団の選手、レジェンド、歴代外国人選手、大リーガー、どんどん選手を覚えて、どんどんオーダーを組んでいきました。インターネットなんてありませんでしたから、本で探したり、父に聞いてみたり。

一体、何百のチームを作ったでしょう。何千の選手を起用したでしょう。

そのうち、サイコロ野球は廃れてしまいましたが、僕の知識欲が止まることはありませんでした。

こうして広め、深めた知識がきっかけとなり、僕はメディアの道へと進んでいきます(詳しくは下の記事で)。

今、放送作家として活動できている遠因は、小学生のときに遊んだ手作りのゲームにあったわけです。


大人になって、こんなものがあることを知りました。

その名も〝プロ野球カードゲーム〟。サイコロ野球をより複雑にしたものです。

サイコロ野球は攻撃側だけサイコロを振るのに対し、プロ野球カードゲームは守備側も振ります。

また、前者は共通の表でプレーするのですが、後者は選手ごとに使う表を変えます。前年度の成績に応じて、中身が違うんです。ちなみに、1996年版のイチローさんを表にしてみると……、

36マス中、15マスが安打。なんと、打率.417!

「ええぃ、オリックスの背番号51は化け物か!」と、赤い彗星的な人が言いそうなスペックになっております笑

残念ながら、このゲームは1978年から98年までしか販売していなかったようです。んーーー、今のオリックスも見たかったなァ。


あなたは子供のころ、休み時間をどう過ごしていましたか?

もしかして、僕と同じように今の自分につながる原点になっていませんか?

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