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豆腐を鉄に変える!メンタル術

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放送作家の仕事をしていて出会った、アスリートたちの言葉。そこには僕らのメンタルを強くしてくれるヒントがあります。ポジティブになりたい方、要チェックです。
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#最近の学び

自分の良さって、なかなか気付けないものですよね?

前回、アスリートの言葉は時に人生のヒントになるという話を書きました。 アイデアに詰まったり、筆が止まったりしたとき、どのように気分転換(現実逃避)するかで閃きに違いが出るかも、っていう。 今回は〝自分の良さに気付く方法〟について書こうと思います。 皆さんは「ブレイキン」をご存知でしょうか? 2024年のパリ五輪で新しく採用される競技で、いわゆるブレイクダンスのことです。 DJがかける音楽に合わせて即興で踊るのですが、フィギュアスケートのような明確な採点基準はなく、重

パフォーマンスを上げるための考え方〝5〟の集中とは?

アスリートのVTRを作っていると、たまに人生のヒントとなるような考え方と出会います。 最近だと、こちら。 「オンとオフの切り替えが大事」という言葉はよく耳にしますが、その中間をキープしておきたいというのは斬新だなと。 これを口にしたのは、玉井陸斗選手。先月、世界水泳ブダペストの10m高飛込で、日本人として初めてメダルを獲得しました。年齢はまだ15歳! では〝5〟をキープしたいとは、どういうことなのか? 飛込という競技は技を6つ披露するんです。1つ見せたら、ほかの選手

【メンタル術】チャレンジしたいとき、心が軽くなる考え方。

(注)前回と同じようなタイトルですけど、中身は全く違います。 なにかにチャレンジしたいと思っていても、失敗のリスクを恐れて二の足を踏んでしまうこと、ありませんか? そんなあなたには、このアスリートの言葉を聞いてほしいです。 東京パラリンピック、競泳男子100mバタフライ(視覚障害S11)の金メダリスト、木村敬一選手。 チャレンジすることに対して、きっと心が軽くなるはずです。 木村選手は先天性疾患によって2歳のときから全盲となりました。 17歳のとき、北京で初のパラ

【メンタル術】「立場が人を作る」ためには、3つの条件がある。

うれしいことに、オリックスが息を吹き返してきました。 首位・ロッテとの直接対決で連勝。勝因はなんと言っても、怪我で戦列を離れていた吉田正尚選手の復帰。そして僕は、もうひとつあると思っています。 高卒2年目の19歳、紅林弘太郎選手の覚醒です。 まさに「立場が人を作る」という格言通り。 もともと打順は9番だったのですが、主砲の離脱中は3番へ昇格。すると、9試合でなんと4本塁打! 今までは打率2割そこそこ、将来性はあるけど粗さの目立つ打者だったのが、強打者の風格を漂わせる

【メンタル術】あなたのレベルを爆上げさせる方法とは?

きのうの『報道ステーション』でまたひとつ学びがあったので、共有させてください。 陸上男子110mハードル。 いま、この種目で世界に急接近している選手がいるのをご存知でしょうか。 「それも……、2人も同時にだ………」(by 安西先生) そう、2人いるんです! 金井大旺(たいおう)選手と泉谷駿介選手。 金井選手は4月、13秒16という日本記録を樹立。これは、世界陸上2019の銅メダルに相当するタイムでした。 そして泉谷選手は6月、13秒06で日本記録を更新。これはな

【メンタル術】金メダリストが語る「逃げ恥」のススメ

あなたは、こんな経験をしたことはありませんか? 以前できていたことが、できなくなってしまった。 よかったときの自分と比べてしまう。 好きで打ち込んでいたものを、嫌いになりそう。 自分に苛立ち、どうしていいかわからない。 だったら、競泳の萩野公介選手の言葉を聞いてみてはどうでしょう。きのうの『報道ステーション』で放送された企画を制作した際、僕はヒントをもらいました。 萩野選手は2016年リオ五輪の金メダリスト。しかし、その後は不振に喘ぎ、勝てない日々を過ごしてきました。

【メンタル術】緊張のメカニズムがわかってしまったらしい。

ちょっと想像してみてください。 あなたはアスリート。今、日本中の期待を背負って世界の強豪と戦おうとしています。一体、どんな心境になっていますか? 「オラ、わくわくしてきたぞ!」 と断言できた方は、この記事を読む必要はありません。 一方で「緊張」という言葉が浮かんだ方には朗報があります。 「緊張のメカニズムがわかっちゃったんですよ」 と、口にする元アスリートを発見したんです! 緊張のメカニズムがわかってしまった人とは、 元プロ野球選手の里崎智也さん。 ロッテで

【メンタル術】あなたが誰かに必要とされるためには?

限られたチャンスを生かしたい。厳しい環境で居場所を見つけたい。でも、どう頑張ったらいいかわからない。 そんなあなたが、誰かに必要とされるためには? きのう『報道ステーション』で放映された企画に、ヒントがありました。その考え方を教えてくれたのは、NBAプレイヤーの渡邊雄太選手です。 渡邊選手はトロント・ラプターズに所属。 今季途中まで、出場試合数などに制限がある育成選手向けの契約でしたが、先月、みごと本契約を勝ち取ることができました。 「身体能力に関しては住む世界が違