挨拶をしなかった話

今日、あいさつをしなくて後悔した。

お客さんのオフィスからの帰り道、お客さんの中でもお偉いさんの方とすれ違った。
目が合わなかったのと、向こうは私なんか気にかけていないかもという自意識から、私は会釈だけして帰ろうとしたのだけど
「お疲れさまでした~~~!」と先方から先に言われてしまったのだ。
相手が早歩きだったこともあり、私が小さな声で「お疲れ様です、、」とつぶやいたころにはおそらくすでに耳に届かないところまで歩かれてしまっていた。

あーやってしまった。

立場的にも年齢的にも、常識的に考えればこちらから挨拶するべきだったのに。

私は挨拶が苦手だ。
小学校の頃、ご近所さんに挨拶しようと学校で言われていた時からずーっと苦手だ。

相手に認知されているかな、とか無視されないかな、とかそんな情けない自意識ばかり先立ってしまって、
勇気を振り絞ってやっと小さい声で言えたとしても、相手の耳には届かない。無視された気持ちになって勝手に傷つく。

完全に私が悪い話なのだが、金曜日の夜に何だか暗い気持ちになってしまった。
あーぁ、せめて、せめて月曜日の朝は、気持ちのいいおはようを誰かに届けよう。


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