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いい歯の日!

11月8日はいい(11)歯(8)の日。8020運動の一環として「いい歯の日」が設定されています。

1.8020運動とは

生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるよう、80歳になっても20本以上の歯を保つことを目標にした運動です。
歯が健康であることで、色んな良いことがあります。

 ①食べ物をよく噛むことができ、食事を美味しく食べることができる
 ②歯があることで、姿勢や歩行が安定する
 ③食べ物をよく噛むことで唾液がよく出て、栄養がしっかり吸収される
 ④よく噛むことで脳が活性化される
 ⑤歯があることで、笑顔がより美しく見える

しっかり歯を保つために、丁寧な歯磨きを心がけましょう。

2.歯ブラシの選び方

歯ブラシにはさまざまな種類のものがあり、選ぶのに困ったりしませんか?歯ブラシ選びの基本は、ブラシの面が平ら柄が真っ直ぐふつうの硬さのナイロン毛のものが良いでしょう。
毛が柔らかいと弾力が弱く、歯垢を上手く取ることができません。一方、毛が硬いと歯ぐきを傷つけやすく、長い間磨いていく中で歯がすり減っていきます。
歯ブラシは毛束が開いたり、毛先が外に反りかえったりしたら、毛の弾力が落ち、毛先の動きも悪くなるため、交換しましょう。おおよそ2~3ヶ月を目途に交換すると良いでしょう。

3.歯磨きの仕方

歯磨きは、磨く歯にしっかりと歯ブラシをあてて磨きます。軽い力で小刻みに動かしながら磨きましょう。
歯と歯の間や歯と歯茎の境目、奥歯のかみ合わせ、デコボコしている所、背の低い歯などに歯垢がたまりやすくなりますので、念入りに磨くようにすると良いでしょう。
時には歯間ブラシやデンタルフロスなども使用して、歯磨きができると良いと思います。

4.歯と認知症

厚生労働省が行った、歯の本数と入れ歯の使用と認知症の関連を調べた結果からは、歯が少ない人や入れ歯を使用していない人は歯が20本以上ある人と比べて、認知症の発症リスクが1.9倍と言われています。また、何でも問題なく噛める人に対して、あまり噛めない人は認知症の発症リスクが1.5倍、かかりつけの歯科医院がない方の認知症発症リスクは1.4倍と言われています。
下記のリンクは神奈川歯科大学の研究結果のプレスリリース「歯を失うと認知症のリスクが最大1.9倍に」になります。

丁寧に歯を磨いて、歯を大切にしましょう。

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