見出し画像

はじめる

はじめる

生まれて20年と半年が過ぎた。人の助けを借りずできることが増え、わかることも増えた。思い切りは良くなったし、諦めもつくようになった。だけど同時にわからないことはものすごい速さで、半永久的に増え続ける。これは何なんだろう。何かを知る度他に知らないことは増えるし、不意に足を突っ込んだ所が途方も無い無知の空間であることに気付いて身震いもする。

私は常に過去の自分にコンプレックスを抱いてきた。相手の目に映る自分や自分の耳に残る自分の声を思い出して気持ちが悪くなり、頻繁に落ち込む。それ程のことでは無いのに。それが理由の1つで私は控えめで自信も無く、見て見ぬふりをする人間だった。話も上手くなく、人との距離感や関わり方は皆目分からない。

自分の考えを口でとうとうと表現する人はすごい。中には本当に感心する思索的な人がいるし、つまらなくて浅い人もいる。だけどまあ単純に凄い。私は口で表現するのが下手くそだ。大学に入って、薄っぺらい会話ばかり磨いてきた。

考え事は多く、すぐ涙ぐむし、ブルーになる。だけど立ち直りも早い。すっごくややこしい。時々自分のどうしようもなさから絶望に近いものを感じる。すぐ復活するけど。

時にそんな感情を言葉で書き留めはするが、ほとんど垂れ流しの状態。たくさんインプットして思索に耽り、ほとんどが気体になってその辺を浮かんでいる。

これがすごく悔しいから、形にしようと思った。
だから、つらつら書くことからはじめる。


この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?