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『朝起きたら、ダルシムになっていた』

驚かないで読んで頂きたいのだが、タイトルの通り朝起きて、歯磨きをしようと鏡を見た際に自分が「ダルシム」になっていたのだ。

「ダルシム」とはストリートファイターシリーズに登場するインド僧侶であり、ヨガの達人といったキャラクターである。

鏡を見た際に、何がダルシムになっていたかというと、腕が伸びたり、口から火を吹いていた訳ではない。

蚊によると思われる虫刺されが、おでこにあったのである。

そうダルシムはインド僧侶であり、おでこに赤い点があるのである。

私が朝起きて鏡を見てすぐに「今日はいつも以上に目が腫れぼったいなぁ」と思ったのだが、その後に「おでこに赤い点がある!?ダルシムみたいだっ!!」と思ったのである。

虫刺されの位置は、ちょうどおでこの真ん中である。
どれくらい真ん中かと言うと、エクセルで中央揃えをクリックした時くらい真ん中である。

何でこんな位置に蚊が止まったのだろう。
おでこより腕とかの方が皮膚が柔らかそうで、血も吸いやすそうなのに。
と蚊目線で赤い点を眺めていた。

しかし寝ていたとはいえ、おでこに蚊が止まっていたのに少しも気が付かず、蚊に刺されても、ぐーすかぴーと寝ていた自分に腹が立ってきた。

かゆすぎる為、ムヒをおでこに塗っていいものかと、便利でお馴染みのインターネットで調べていたら、塗ってはいけない場所に「目の周囲」と書かれていた。

今度は「おでこって目の周囲なのかな?」と、新たな疑問が出てきたので、またまた便利で話題のインターネットで

「目の周囲とは」
「おでこは目の周り」
「おでこ 目の周囲」

と色々検索したのだが、検索結果を見ていると謎が深まり過ぎて、インターネットのクレバスに落ちていく気分になってきた為、おでこにムヒは塗らなかった。

かゆみを我慢しつつ朝ごはんを食べていると

「というかなんでダルシムって赤い点があるのだろう?」といった新たな疑問が出てきた。

インターネットのクレバスに先程落下したばかりであるが、再度挑戦してみた。

ティラカまたはティラクは、宗教的な装飾である。色や形で信仰する宗派(たとえば、ヴィシュヌ信仰など)を示す。〈中略〉
聖職者や修行者に多いが一般人でもつけることは多い。

Wikipediaより

あのダルシムの赤い点はそういう意味の点だったのかと、また一つ学ぶ事ができた。インターネットありがとう。

仕事へ向かう支度も終わり、かゆいけれど、ダルシムのまま1日を過ごす事を決心した。

しかし目の周囲に、おでこが含まれるか、含まれないかの問題についてはまだモヤモヤしている。

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