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働く母8年生になります(2)


働く母8年生になります(1)の続きです。

働く母4年目(長男3歳、長女0歳)

2回目の復職をしました。1年弱休んでいたので、会社の雰囲気が少し変わったように思いました。知り合いの方が辞めていたり、入れ替わりで産休に入った方もいたり。社内の働く母たちも増えていました。

引き続き時短勤務で基本的に残業等はできなかったので、他の方がシステムリリース等で夜間対応などをしているのを見ていると、申し訳ないな、という気持ちを抱くこともありました。

新しい保育園については、前の園とは違う仕組みに慣れるのに少し手間取りましたが、子供2人は(なんとか)馴染めたようでした。特に長男は、人見知り場所見知りでおとなしかったのですが、新しい保育園ではリーダー的な男の子がいたからか、嘘のように人懐っこくなりました。ちょうどそういう年齢だったからかもしれませんが、お友達の影響は大きいと思いました。

働く母5年目(長男4歳、長女1歳)

仕事は粛々と進める感じは相変わらずでしたが、時短だからか、昇給昇格の対象から外れているようで、少し不満を感じることもありました。時短を選んだのは自分なので仕方のない部分はあるのですが、フルタイムで働く方や、残業ができる方と同列に評価してもらうのはやはり難しいな、と思いました。

成果主義というよりは、目に見える形での努力(たとえば残業時間の多寡とか)を重要視する傾向がありました。もちろん仕事ができて、それゆえに大量の仕事を任されて長時間残業して対応している方もいたので、一概にそういう評価がだめだと思っているわけではありません。

正社員でそれなりの給与をもらっていて、周囲の理解がある、ということだけでも十分にありがたいことなのだと理性の部分ではわかっています。しかし、感情の部分として、同じような仕事をしているのに勤務時間の長短で評価が変わるのはちょっと…とやはり感じてしまうのでした。

子供たちは保育園に楽しく通ってたと思います(多分)。特に長男は0歳から保育園に通っているので、保育園に行くことが当たり前になっていて、行き渋りとかはあまりなかったのは助かりました。長女はまだおしゃべりをする年齢でもなく、預けられるがままだったので、どう思っていたのかはわからないのですが。

さていよいよ長男が次の年には年長クラスになり、小学校入学後を真剣に考えなければならない時期がやってきました。

働く母6年目(長男5歳、長女2歳)

小1の壁、という言葉を知ったのはどこでだったかもう記憶にありませんが、その言葉自体は知っていました(あとは小4の壁、でしょうか)。長男が小学校から帰ってきたときに家で迎えてあげたほうがいいかな、と考えました。フリーランスで時間に融通の利く仕事をするか、リモートで在宅で働ける会社への転職のどちらかを、前年の年末から検討し始めていました。

まだコロナウィルスの影も形もないころで、リモートの会社は探してみても数えるほどしか見つけられませんでした。私の探し方が悪かっただけで、おそらくもっとあったとは思いますが、私の志向に合いそうな会社や、私の経験で採用してもらえそうな会社はほとんどありませんでした。

ずっと業務系のシステムの開発をしてきていて、Web系のシステムの開発は未経験でした。リモート開発OKな会社はWeb系システムの開発を行っている会社が多かったように思います。

とはいえ、何かしないと進まないので、Wantedlyに登録したり、リモート専門の求人サイトを利用したりして、いくつかの会社に連絡をしてみたりしました。そこでとりあえずOKをもらえた会社があったのですが、情けないことに私の気持ちの踏ん切りがつかず、お断りしてしまいました…(挑戦してみればよかったかも、と今は思っています)。

その後、リモート専門の求人サイトで見つけた仕事で、非エンジニア職でフルリモートの募集があり、面談等を経てお仕事をいただけることが決まったので、2社目の会社を思い切って退職しました。このときは、事務職でもいいのでフルリモートで仕事ができればなんでもいいや、くらいの気持ちでした。しかし、この仕事で行う作業がどうやら性格的に向いていないということが早々にわかりました。

非エンジニアの仕事が想像以上に自分には合わないということがわかったことは、大きな収穫だったと思います。結局2か月ほど続けたのち、その仕事の継続は辞退させていただきました。また、これまでずっと会社員で、社会保険まわりの支払いは全然気にしてこなかったのですが、フリーランスになることでそういった部分の支出の負担がそこそこ重たいということにも気づきました。そういった経緯もあり、やはりエンジニア職で、かつリモートOKの会社で正社員で働くのが自分にはあっているのではないかと思いました。狭き門かもしれないですが、そこを目指すしかないと腹をくくりました。念のため、同時にフリーランスで動くための準備も進めていました。

転職フェアに初めて参加し、そこでリモートOKを謳っている会社のお話をいくつか聞きました。そこで面接しましょうと言っていただいた会社のなかで、採用スピードが最も速かった会社から結構すぐに採用OKをいただきました。当時、収入がなく焦っていたこともあり、そこにすぐに決めてしまいました。

そこに就業を決めた直後に、フリーランスで登録していたエージェントからフルリモートOKの案件の紹介がありました。前述の会社にOKの答えを返してしまっていたのでお断りしてしまいましたが、この紹介タイミングが前後していたら、フリーランスエンジニアとして働いていたかもしれません。

さて、その会社には半年ほどお世話になりましたが、土日に作業依頼があったり、かなり負荷が高く、家庭との両立が厳しく、続けるのが難しくなってきました。転職を重ねていると、転職に対するハードルが下がってしまうのはよくない気がしますが、見切りをつけるのだけは早くなった気がします。

そこで今の会社を見つけて、応募したところ運よく拾っていただきました。それが2020年2月ごろの話で、入社して1週間後くらいにコロナウィルスが広がりはじめ、すぐにフルリモートに切り替わりました。それからずっと家で仕事をしています。

そんななか、長女が突然の発熱で入院することになってしまい(コロナではなかったです)、付き添い入院だったので、入社早々お休みすることになってしまいました。

また、長男は卒園に関する行事がいろいろあったのですが、コロナウィルスによる自粛期間にあたってしまい、卒園の行事はのきなみ中止か縮小されてしまいました。

働く母7年目(長男6歳、長女3歳) ・・・現在

さて、長男が小学校に入学しました。とはいえ、コロナウィルスによる自粛期間があったため、入学式は6月に行われ、自粛期間の遅れを取り戻すため、夏休みも2週間でした。いまも毎日マスクをしたり、給食はおしゃべりせずに食べたり等の制限はありますが、元気に通っています。

自分自身はフルリモートで仕事ができるようになったことで、少し心に余裕ができたように思います。とくに、朝は家を出発する時間を気にしなくてよくなったのが大きいと思います。

長男は小学校入学後は家から近い民間学童にいれることにしましたが、途中から行かないで直接家に帰ってくることが増えてきたため、半年で辞めてしまいました。その代わり、土曜日に通っていた習い事の時間を平日に移しました。

小学校は想像より保護者のかかわりが多めだと感じました。1学期ごとに授業参観と懇談会があったり、個人面談があったりと、結構細かめかな、と。転職したての私にとっては限られた有給休暇を使わねばならないのが痛いですが、子供の様子は見ておきたいので今後もなるべく参加するようにしたいです。PTAは一応1児童1回なにかやってね、というスタンスのようですが、何せ児童数が多いので、やらなくても大丈夫そうかも、と思わなくもないです。

長男に関しては、毎日宿題を見たり、持ち物チェックをしたりと、保育園時代よりもむしろお世話の時間が増えているという感じです。

長女は年少さんになりました。めちゃくちゃおしゃべりになり、さらにちょっとおませさんになりました。人見知りで恥ずかしがりやの女の子で、自分の子供時代に似ている気が…つまり、それなりに面倒くさい性格というわけです。

仕事は忙しすぎず、暇すぎず。といった感じでやはり粛々と仕事をしている感じです。家庭とのバランスを考えるとこのくらいがちょうどいいのかな、と思っていたりはしますが、もう少し負荷を上げてもいいのかも、と思ったりもします。

そして今年の4月で働く母8年目(長男7歳、長女4歳)

そんな感じで、あと2か月で、働く母8年目に突入です。

1年で2回転職を決めたりと、働く母6年目(長男が小学校入学の前年)がもっとも激動の1年間だったようです。

子供は子供、私は私で、自分とは別個の存在として扱うべきという考えが自分のなかにあるので、私自身は結構自分中心に動いている部分も多いです。子供にしたら物足りないかもしれないのですが、こういうあり方しかできないので、こんな母でごめんね、と思っています。

とはいえ、子供は無条件に母として好きでいてくれるので、(いろいろ)不自由なくさせてあげたいなあ、と思っています。なので働き続けているともいえます。

なんだか長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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