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260 防災教育


はじめに

明日、1月17日は防災とボランティアの日となります。
この特別な日は、平成7年、1995年1月17日(火)に発生した大災害、それこそが「阪神・淡路大震災」です。多くの犠牲者の方が出たこの災害を忘れないために制定されました。
今日の教育コラムでは、災害に対する自主的な防災とボランティア活動の認識を深め、災害への備えの充実を図るために何が必要なのかを少しお話してみたいと思います。

阪神淡路大震災

現在、能登半島を中心に北陸の各地で大きな災害をもたらした地震への復興支援が雪の中、各地で力強く進めれています。
29年前のちょうど今頃の時期に阪神淡路大震災は、兵庫県南部地震をきっかけに発生しました。
1995年1月17日の午前5時46分52秒、淡路島北部沖の明石海峡を震源に、深さ16km、マグニチュード7.3の巨大地震が発生しました。
個の自身は、戦後初の大都市直下型地震としても記憶に鮮明です。この時、最大震度7の激震が適用されたことも有名な話です。
死者は6434人、行方不明者は3人、負傷者は4万3792人、全壊・半壊した家屋は約25万棟に及びました。
この震災の際、多くの学生ボランティアが被災した人々と共に救助活動や救援活動を支えました。そういう意味でも、1995年は日本の「ボランティア元年」とも呼ばれています。

防災とボランティア週間

1月15日から21日は「防災とボランティア週間」と呼ばれています。現在、能登半島の被災地では道路の復旧作業や行方不明者の捜索活動が進められている関係もあり、一般ボランティアの受け入れは、まだしばらく先のこととなります。すぐにでも駆け付けたいと考えている方も多いかと思いますが、雪の多い地域での自己完結型のボランティア活動は十分な準備が必要です。
今週は、家族や学校などでも災害時におけるボランティア活動や自主的な防災活動の普及のために何が必要なのかを考える良い機会にしてもらえたらと思います。全国各地で、講演会・講習会・展示会などの行事が実施される予定となっています。座間の防災イベントの予定を紹介します。

防災イベントチラシ1
防災イベントチラシ2

山梨県「中央市総合防災公園」

山梨県の中央市に新たな公園がオープンする予定です。スポーツ振興にも役立つ場所ですが、緊急時や災害発生時には、防災公園としての役割を果たします。
防災公園にはどのような機能が備わっているかを知っておくと被災した際に自分や家族の生活を守ることができます。そこで、簡単に防災公園について少し説明したいと思います。

(防災公園にある代表的な防災機能)
・かまどベンチ  ・貯水槽     ・ソーラー発電
・防災パーゴラ  ・防災シェルター ・防災収納
・防災トイレ(マンホールトイレ)

さらに詳しく学びたい人は、東京都の防災公園に関する理解を促進するためのホームページをのぞいてみてください。防災意識が高まるだけではなく、その利用方法などの理解することができます。

防災コーナー

各地のホームセンターでは、防災とボランティア週間に因んで特設の防災グッズコーナーが設けられています。私も近くのカインズホームに行ってみると様々なグッズが説明と共におかれていました。
災害時にライフラインが止まり、普段通りにトイレやお風呂が使えない場合があることは、今回の能登半島の地震でも確認できるところです。普段から衛生用品をストックすることなどが、おすすめされていました。
また、水を使わずに食べることのできる食料や備蓄に適した飲料水なども、被災時の対応を学びながら購入できる工夫がされていました。カインズホームのホームページにも商品の説明と共に防災教育につながる情報が掲載されていましたので下に紹介します。

私たちは、地震の多い国に住んでいます。そのことを十分に意識しておくことはとても重要な点です。近い将来、発生すると言われている南海トラフ地震や首都直下型地震などについても備えておく必要があるでしょう。
世界で起きているマグニチュード6以上の地震の約2割は日本で発生しています。地震多発国である日本に住むということは、それだけリスクと向き合いながら共に支え合っていくことの重要性を常に意識していく必要性があると言えるのです。
そうした正しい状況判断こそが、防災教育の基礎基本だと言えるでしょう。

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