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318 優先順位

はじめに

今日の教育コラムは、優先順位(Priority)についてお話してみたいと思います。好きな物から食べるのか、嫌いなものから食べるのか、これも立派な優先順位のつけ方ですが、皆さんは、どんな場面で優先順位を意識しているでしょうか。

優先順位付け?

優先順位付けという行為をする際に必要性と重要性について考えることが多いと思います。それでは、その最も大きな基準となるものは何でしょうか。かなり上位にあるのが「効率性」に進めることではないでしょうか。
または、「正確性」と答える人も多いかもしれません。
効率性ということを優先するからといって、正確さを損ねるということではありません。正確でなければいくら効率的に見えても、無駄なものが残り結局は非効率となるのです。
いずれにしても優先順位を付けずに学習でも仕事でも進めていると、優先度の高いものを後回しにしてしまい、成果が出にくくなります。例えばテスト勉強も最後の方までたどり着かず、一番近い単元の一番出やすいところまで学習が及ばず、成績が振るわないなんてことはよくあります。優先順位をつけるという行為は、学習のたびに精度が上がっていき、次第に自分流のスタイルを構築していきます。
自分の癖や傾向みたいなものは、かなり個人差がありますので、優先順位も得手不得手で変わるわけです。

優先順位のつけ方のベース

試しに、優先順位をあまり気にしていない人は、次の4つで物事を考えてみましょう。普段の予習復習も宿題でもそうですが、定期試験の準備の時なども使えますのでやってみてください。

【優先順位の4つの思考方法】

【最高】重要度が高く、緊急性も高い
【 高 】重要度は低いが、緊急性が高い
【 低 】重要度は高いが、緊急性が低い
【最低】重要が低く、緊急性も低い

「重要度(影響度)」とは、プロジェクトに対していかに必要なタスクであるかを示します。タスクとは小さな仕事の単位のことですが、そのタスクにおいて特定の目標を達成するために実行される具体的な活動や仕事には、実行すべき具体的なアクションや手順が含まれています。
また進める上では、適切なリソースや期限が割り当てられます。重要度の高いタスクを欠いてしまうと、プロジェクトは先に進むことができません。
ですから、仕事の現場ではそれに対して優先度は、いかにタスクの締切りが迫っているかで判断することが多いのです。早急に対応すべきタスクほど緊急性が高いタスクとなるわけです。

例えば、日本の現状や地球環境の現状に対して重要度の高いものは何ですかと聞かれたら、いくつ重要なものが答えられるでしょうか。次にその項目がどのように関連づいているかを考えたり、緊急度を見ていく中で優先順位をつけることができるでしょうか。
こうした、解答が無限にあるような問題に答えるためには基礎的な知識と問題そのものに対する考察力が必要となります。

新しい学力観は、社会で役立つ優先順位、効率性を正しく理解していくことも重要なのです。

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