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【働く】ダイバーシティ工房をつくる人たち

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ダイバーシティ工房で働くスタッフの仕事や、どんなことを考えなぜここで働いているのか?について知っていただけるnoteです。
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#仕事について話そう

「居場所支援」という言葉への違和感

クラスのはみ出し者だった自分が辿りついた場所千葉県市川市にあるコミュニティスペース・地域の学び舎プラットで子ども・若者の「居場所」づくりをしている、アウトリーチ事業部マネージャーのさとゆーこと佐藤です。 現在拠点の内外で、子ども・若者たちに学校や家以外の頼り先が一つでも増えるように活動をしています。そんな私自身の10代は、まさに学校に居場所を感じることができない時間でした。 例えば中学校ではとにかくクラスメイトと話が合わず孤立。私にとって大切で大好きな音楽について、好きな

教員20年、もどかしさを手放すため飛び込んだNPO

こんにちは。スタジオplus+の髙橋です。 ダイバーシティ工房に入職して、1年半。学習支援員として、一人ひとりに合った学び方を子どもと一緒に考え、子どもたちの成長を見守っています。 ここに至る前、それまでは、一旦子育てのために休んだものの、20年弱を教員として過ごし、大勢の子どもたちと過ごしてきました。 教えること、教えなければならないことは、学びたいこと? 長い学校での生活の中、たくさんの子どもたちと出会ってきました。 ある6年生を担任したときの社会の学習。 世界の国々

「どんなあなたでもいい」と伝えあとにした学校現場。ひとりに向き合う個別支援の道へ

ダイバーシティ工房に入職して1年。それまでの9年間は、小学校教員をしていました。これまで出会ってきたたくさんの子ども達。一緒に過ごしてきた時間は、大切な宝物です。小学校教員を退職する際に伝えた言葉があります。それは「どんなあなたでも大好きだよ」という言葉です。 ありのままの自分を愛してほしい私は、こう続けました。「勉強や運動が得意でも苦手でも、やんちゃでもおとなしくても忘れんぼうでも泣き虫でも…。」 子ども達は声をあげて泣きました。いつもしっかりしていて下級生にも慕われて