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【働く】ダイバーシティ工房をつくる人たち

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ダイバーシティ工房で働くスタッフの仕事や、どんなことを考えなぜここで働いているのか?について知っていただけるnoteです。
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#居場所

子どもと関わる‘‘何か’’をしたかった私が、インターンシップで得た2つの学び

みなさん、こんにちは。 NPO法人ダイバーシティ工房のインターン生、中込です。 私は、ダイバーシティ工房が運営する『地域の学び舎プラット』にて、昨年の3月から約1年間、主に学習教室の運営に携わりました。 この春で大学卒業とともに長期インターンが終わりを迎えるのを前に、働いたなかで学び得たことを2つ、書き残そうと思います。 子どもに関わる仕事や地域の中の「居場所」に興味があり何か機会を探している学生さんや、プラットような場に興味がある方に、ぜひ読んでいただければ嬉しいです。

「居場所支援」という言葉への違和感

クラスのはみ出し者だった自分が辿りついた場所千葉県市川市にあるコミュニティスペース・地域の学び舎プラットで子ども・若者の「居場所」づくりをしている、アウトリーチ事業部マネージャーのさとゆーこと佐藤です。 現在拠点の内外で、子ども・若者たちに学校や家以外の頼り先が一つでも増えるように活動をしています。そんな私自身の10代は、まさに学校に居場所を感じることができない時間でした。 例えば中学校ではとにかくクラスメイトと話が合わず孤立。私にとって大切で大好きな音楽について、好きな

「子どもが自ら動くまで待つ」は難しい。それでも私たちは待つ

私たちダイバーシティ工房が運営するスタジオplus+や地域の学び舎「プラット」では、発達障害や不登校などの背景を抱えた子どもたちの学びや自立をサポートしています。 これまでたくさんの子どもたちと関わってきたなかで、必ずしも全ての子たちがすぐに勉強に取り組んだり、進路のことを考えたりできるわけではないことを、私たちは見てきました。 しかしその一方で、そういった子がやがて自分の力で奮起し、自分の目標と向き合い始める瞬間が来ることも私たちは経験しています。 この成長の過程で大

学校の外に居場所を作る私が、学校内の支援に入る理由

こんにちは。発達障害をはじめ「学校生活に特別なニーズがある子どもたち」を対象にした学習教室スタジオplus+で支援員をしている渡辺です。 私は今年度、スタジオplus+の教室長をしながら、週1回、アウトリーチ活動として市川市内のA中学校の、3年生の数学の授業の補助に入っています。 ダイバーシティ工房※、とりわけスタジオplus+は元教員も多い環境(私自身は教員出身ではありませんが…)ですが、その職員が学校に行くとなると、少し意外な印象を持たれるかもしれません。 今回は、ス