見出し画像

休校8日目

全国一斉休校をうけ、”共働き世代はこの状況下でどうなってしまうのか”を見える化してみようという事で始めたのが、本企画です。

包み隠さず、ありのままをただつらつらと。そこから見える地方都市の共働き夫婦のリアルをお届けします。

※前提※
・パパ⇒NPO理事、フリーのコンサル(イクボス、WLB、育休取得推進等)
・ママ⇒看護師 夜勤有 病棟勤務
・娘⇒姉(8歳) 休校中 妹(4歳) 保育園


★本記事について★
①午前・午後・夜の3セクションでただ起きたことを書いていきます。
②在宅労働のリアルを書きます。
③休みたいのに休めない(看護系)の家族がいる家のリアルを書きます。

今日の事前情報
ママ…夜勤 体調(悪・疲労・コロナ含め心配事多し)
長女…学童 体調(好調)
次女…保育園 体調(好調)
パパ…ラジオ収録 税理士さんと打合せ 次年度準備1 体調(普通)
今日のMUST家事…名もなき家事たち 
ワークライフバランス指数…W6・L4


=午前の部=

・朝起きたチビは「今日はパパと保育園に行くの!」と。おう、分かったぞ。じゃ行こうな。ちなみにママが夜勤の時は、朝目が覚めると必ずチビはパパと目を合わせて、に~っとしてくる。これで朝から充電される。さぁ、朝ごはんとお姉ちゃんのお弁当作りだ。

・そういえばここ数日は、保険適用とかのニュースばかりで、どこそこで誰がコロナになりました系のニュースは落ち着いてきたように思う。ただ、ここにきて、某チェーン店の飲食店やらの従業員が感染してました!というのもちらほら出始めた。いずれ来るものとして、準備を進めなきゃいけないかな…。

朝食
・お弁当の残り
・オニギリ

・いざ学童と保育園に送っていこうとすると、チビは「やっぱママと行く~」と。ママが起きてきて甘えだす。以前書いた通り、色々複雑な心境ではあるが、ママに任せてパパはお姉ちゃんを送りつつ、今日のミッションに向かうこととした。

・午前中はラジオ収録。

この時間帯は、聞いてくださるパパママさんが少しでも、ほんの少しでも気が楽になってもらえたら…と思い「市内のパパさんママさん、お疲れ様です!」という入りで喋りだすようになった。パーソナリティを務める近藤さんも今まさに子育て中のママ!ということで、その思いは同じと考えている。

ちなみに今日は、「休校中のお家での遊び」ということで色々紹介してみた。

クッキングに工作。ダウンロード塗り絵。必ずしもYoutubeやゲームに頼りきりになることはない。身近なものでクリエイティブに遊ぶことは、あるリソースで如何に知恵を絞るかという発想力に繋がる。それは新規事業の提案や、新たな連携の芽として、自分にとってこれまで活きてきた。そう、育児は仕事の役に立つ!なのだ。

そしてもう一つ大事な事は、こんな時に色々共有できる場があるかどうか。僭越ながら、県内のパパママにとって何か出来ればと思い、Facebookでグループを立ち上げたり等もしている。子供とまさに今を過ごしているという現場の情報が欲しいし、当事者世代にとって「それは使える!」というネタを、僕達親は欲していると思うから。

FBやっている県内のパパママ(予備軍含めて!)は、ぜひジョインしてみてほしい。そして、何かみんなにシェアしたい!こんなことを話してほしい!というものがあれば、是非いいあんべFM・Kidsroom888までお届けしてほしい。

・その足で知り合いの税理士さんと同じ建物で少し相談。次年度のセミナーやコンサルの拡張に向け、とある計画をしているのだが、それを行動に移した際に税務的に少し引っかかることがあったので、聞いてみた。

「ごとーさん、それは珍しいパターンっすね」と言いながらも、話を聞いてくれた。こうしたつながりは本当にありがたい。今すぐカネ!カネ!にはならないかもしれないけど、人とのつながりはいつか自分に返ってくる。現にそうして頂いた依頼は沢山ある。仕事!仕事!で知り合いは会社のみ。振り返ったら人生焼け野原…という老後は迎えたくないので、こうしたつながりは色々な場で作っていきたいと思う。

・とは言うものの、僕がそんな発想に至ったのはここ5年くらいの間だ。会社員時代は「職場と家の往復」で、地域に知り合いなど殆どいなかった。隣に住んでる人の顔すら知らなかった。だって、朝も夜も挨拶する時間帯に仕事してたから。このまま生きていたら、家族以外に居場所がなかった。子供達も縛り付けていただろう。そう考えると、定期収入やボーナスは失ったものの、人間として得たもの、子供たちの世代にフィードバックしていけるものは大きいと思っている。

後はそんな生き方を選んだとしても、誰もがそれなりに暮らしていけたら言うことなし。カネが何とかなればね~。ホント、カネ大嫌い。勿論、提供したものに対する対価をいらないとは言っていない。

マメ知識:ごとうの嫌いなもの 現5強

・カネ
・ブラック企業
・パワハラする奴、いじめっ子
・時間ばかり食って生産性も対価もない仕事
・腰痛
昼食
・お弁当とお給食
・家に帰って来て、92円のドライカレーの素で適当に

=午後の部=

・少しHPをいじる。広告的なものをどう織り交ぜるかという事で、知人から聞いた色々な手を試してみるが、中々ピンと来ない。こんどもう少し詳しく相談してみよう。あ、Zoom使えばいいか。早速連絡だ⇒今日は難しかったので、後日となった。

・併せて次年度の研修やコンサルの中身を少し調整し始める。僕がイクボスや働き方改革をテーマに講演や研修をするようになっておよそ5年。これまでの経験を元に、「より伝わりやすく」「明日から実践できる」ことを目標に、内容を少しブラッシュアップ。それに来年はもう少し行動範囲も広げていきたい。県外仕事も積極的に受けていこうと思っている。そうなると、今度は周知の機会をどう作っていくか。足で直接提案等に行けるところにも限界があるので、少し手を考えねば…。

・ひたすらアイディアを一人ブレストする。少し形になりそうな案も生まれたので、まとめておこう。そんなこんなでもう送迎の時間だ。

・このタイミングで、珍しく実家から電話が来る。僕の親は基本的に「何かあった」時しか電話してこない。僕には僕の、自分には自分の生活があるという前提にお互い立っているからだ。そういう意味では、お互いに依存しない関係性を築けているとも言える。子離れできている、とも言えよう。僕もそうした祖父母でありたいなと思っている。

いつか娘達に子どもが生まれたら…。その時祖父母は主役ではなく、あくまで子育てのサポーターであるべきだ。「心配なの!」と自分たちの不安解消を押し付け、毎日のように「今日は来ないのか」とやたらと行動を制限してくるような「子依存」にはなりたくない。

・ちょっと話がそれたが、電話の内容は「アレックスがもう長くない…」というものだった。アレックスとは、実家で飼っているヨークシャーテリアだ。僕が大卒後、しばらく実家住まいで仕事していた時に我が家にやってきた。エサやりや散歩は、僕の日課だった。

散歩の時は、僕と並行して歩いてくれた。信頼してくれているのかな…と嬉しかった。

僕が怒るとしゅんとしていた。怒ってしゅんと出来るのは信頼のあかしということを以前何かで読んだことがあった。そうした見返りを望んだ訳ではないが、ギブした分の愛情を沢山返してきてくれた。僕が仕事から帰ると、暗い階段の上でキャンキャンと吠え、「早くなでて!」とお腹を広げる子だった。散歩の時に、缶コーヒーを少しなめながら、一人と一匹でのんびりと川沿いを歩いたことが何度もあった。

そのアレックスがもう長くない。病院の先生からも、もう出来ることはないと思うから、後はお家でゆっくり…ということだったそうだ。

もうすぐ子供達は春休み。少し落ち着いたら、顔を見に行こう。子供達にも命が消えるという事。そのことの重みと周囲の人たちの想いを伝えていきたい。

それに何よりも僕が「アレックス、頑張ったな」と声をかけてあげたい。

僕自身の手で彼のお腹を撫でてあげたい。

娘達にも僕の口から話して、予定を組もう。

夕食
・パパ特製塩バターラーメン

=夕食後=

・子供達はYoutube。パパは少しお仕事。謎のメール?が来たので相手先を少し調べてみる。

・子供達は今度はレゴを始める。今日は晩御飯を早く食べ終わったので、大分遊ぶ時間が出来た。パパも一緒に遊ぶことにした。

・レゴをしている時の彼女達の発想には驚かされる。コレとアレがこんな風にくっつくとは…と。僕らオトナは、色々経験があるからこそ、先入観を持って見てしまう事が多い。子供の方が時々本質的に物事を見ている。そんな子供たちに学ぶことは沢山あるし、だからこそ男性は特に子育てに参画することで、人間として何歩も先へと行けるのだろうな…と実感する。

・21:42分。風呂に入って今日も就寝。ママが夜勤なので、今日もチビ達がパパにくっついて寝る。おやすみな。明日も1日、頑張ろうぜ。さて、パパは起きて食器洗ってnote書くか。

~8日目所感~
図らずも、知人の体調という話も耳にしたこと、アレックスのこともあり、命というものを少し考えた1日。奇しくも明日は震災の日だ。

命を輝かせる。折角この世に生まれたからには。誰しもそうであってほしい。

今一度自分に問いかけてみてほしい。あなたの命は輝いているだろうか。
自分の人生にオーナシップを持てているだろうか。

でもその選択は、あなただけの努力ではどうにもならないかもしれない。カネの問題。立場の問題。

僕は、そんな壁を少しでも取り除くお手伝いがしたい。それこそが、僕の命が輝くという事なのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?