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ボスの気持ち

働き方改革だ、パワハラだ。まぁ、悪いことをする人が悪いのはそりゃそうなんですが、一概に全てを「経営者や上司のせいだ!」と言うのは、そりゃ違うだろ!と、実はごとうは思ってます。
※大人になったんだな…俺(笑)

だって、色々な企業さんとご一緒していると、あからさまに「上司は頑張っているのに…」なんてことだって実際ありますからね。

先日もある企業さんで仕事した際、担当者の課長さんからこんな悩みを頂きました。

”部下の中に”自身で理解しようとする姿勢”がない子が一人いるんです。仕事の目的と、そのためにこの仕事が必要で、こういったプロセスを…とお伝えしていますが、それに対して彼からは「と、いいますと?」との一言のメッセのみ。分からないならそれなりに「どうしたらいいですか?」と言ってくれればいいのですが、正直こちらも時間もないし、いや、前に送ったメッセ読めよ!と言いたくもなります。聞けば答えが出てくると思っていたら彼のためにならないと思うのですが…”

もうね、あるある過ぎて。僕も上司だったときに全く同じ経験しましたから。参考になるか分かりませんが、僕からは下記のようなお話をしました。

やらせてみてもいいと思うんだ

分かるんです。自分がやった方が早い!って。実際その方が結果だって出せるかもしれない。でも、それだと上司の大切な仕事の一つ、「部下を育てる」という事がおざなりになってしまうんです。

子育てと一緒なんですよね。僕は子育ての最終目的は「子供が自立した大人になる」ことだと思っています。だとすれば、やっぱりチャレンジは欠かせないし、その中で壁にぶつかることだってある。でも、子供達の人生だと考えると、親だって「助けるから!」だけでもいけない。当たり前ですが、僕らの方が早く死ぬんですから。彼らが自分の目で見て、自分の手を動かして、自分の脳に刻んで、そして自分で選択する。その主体的な選択やチャレンジが出来るよう、親として何が出来るのかを考えるのは全然あり。とね。

この部下クンが、このお悩みの通り”自身でどうしたらいいのかと主体的に考えないタイプ”だとすればなおのこと、「自身で考える機会を与えて、どんどん試させる」ことが必要なのではないかと思います。それが彼のためにもなりますしね。そうして彼が育てば、チームにもプラスです。

勿論初期投資として手間と時間は必要となるかもしれません。見守るというのは正直中々ツライです。ついつい言ってしまいたくなります(笑)。それは仕方ないですよ。でも諦めないで、待ってみてほしいんです。その代わり、例えばそれが大きな成果に直結する案件でどうしても…というのであれば、「もう一つのプラン」を考えてみるのもいいのではないでしょうか。そう、”この成果!”を出すのに、アプローチ先は一つだけってことはないんですから。

ただ、もう一つの見方もあって。

それはこの部下クンが何故主体的になれていないのかということ。それはもしかしたら「自身が受け持っている仕事でチームに貢献できているのか実感が沸かない」こともあるのではないか…と思うんです。

確かに営業とか、そういう成果がシンプルに分かる部門は実感が沸きやすいですよね(リスクも多いですけど)。でも、例えばバックオフィスだったり、清掃だったり、そうした目に映らない部分の支えがあるから成果って出ていると思うんです。

全ての仕事に意味があり、それが連なっている。そうしたシンプルな事実を一度伝えてみても良いかもしれませんよね。


あくまで一例ですけど、そんな色々な話も、フォーラムで出来たらいいなぁ。

子育てを令和にアップデートせよ!
ファザーリング東北フォーラム2019はまだまだ参加受付中です♪

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