鈍器の里帰り
この記事は AgileJapanEXPO Advent Calendar 2023 - Adventar の14日目の記事です。
こんにちは。あじゃてく鈍器制作部のふれーむです。
鈍器制作部ではその名前が体現するように、鈍器(分厚すぎる技術同人誌)を作っています。
ぼくのアジャイル100本ノック(物理本) - oyakata - BOOTH
ぼくのアジャイル100本ノック(電子版) - oyakata - BOOTH
※通称 100アジャ
とか、
※通称 100コミュ
これらの鈍器、技術同人誌なのに100ネタ揃ってしまい、厚みが出たので自立してしまうのですが、当然100ネタといってもそれぞれの記事にはルーツや元ネタ、著者の原体験みたいなものがあるわけです(皆様、今年も色々と書いて頂きありがとうございました🙇♂)。
今回は100アジャについての話です。
100本の原稿を集めた鈍器も1本のネタから
実は私は、今のところアジャイル界隈の仕事では全くないので、100アジャの時は2.5本ぐらい(15章、16章、78章)しか記事は書いてないのですが、そのうちの2本のテーマは「国産のアジャイルプロセスあるんやで」でした。
※つまりほぼ全てそういうネタの紹介だったわけですw だってアジャイルっぽいことあんまりしてないんだもの。
この本の企画を立ち上げて、原稿を1本ずつ組み込んでいく過程ではまさか現職の会社に入ってkintoneに関する仕事をするようになるとは全く思っておらず、2本目の記事のネタとして「kintone SIGNPOST(キントーン サインポスト) (cybozu.co.jp)」を紹介してみたわけです。
※ちなみに1本目はSPINA3CH(スピナッチキューブ)の紹介でした。IPA BOOKS 好きなんですよw 元ネタはコレ 000027628.pdf (ipa.go.jp)
その後100本の原稿が2022年の夏の前に無事集まり、初めての鈍器が完成(夏コミで頒布)。
ちなみに、こいつはあまりに鈍器すぎたので技術書典さんの「第5回 刺され!技術書アワード ニュースタンダード部門 優秀賞」を獲ったりもしました。
ココまでが去年の話です。
2023年5月の技書博8でふと気づいた
2023年5月の技書博8は色々な経緯があって名古屋での開催になったのですが、ふと気づきました。
あれ?この本をサイボウズさんに伝えないといかんのでは?w と。
※もちろん ありがとうございました的な意味で です。情報は還流しないといけない。
おやかたさんに経緯を説明して1冊貰って良い?と話すと快諾(というか一緒にいこうぜ!という話にw)
そして無事、鈍器の里帰りが実現したのでした。
なぜ、鈍器を里帰りさせないといけないと思ったのか
100コミュにも第55章に「Give&Takeが成立しにくい事がある」話を書きましたが、私は基本的にエキスパート同士の互助というのはGive&Giveでないと成立しないと思っているところがあります。
また、こういったGiveを具体的に回すには、情報を握っていてはだめで、適切な所にちゃんと情報を(ケースによっては可能なら無償で)流し込む必要があるのだろうな……と思っていて、まあココらへんの肌感覚が上のような動きになりました。
上の里帰りの結果としては、来られていたサイボウズさんの方にも大変よろこんでもらえましたし、kintoneSIGNPOSTも現在の100アジャの頒布数からすると500名以上の方に伝わったと考えられるので、お渡しした価値があったなと感じています。
第3の鈍器 一緒に作らないか?
実は既に第3の鈍器プロジェクトが立ち上がっています。
なお私はアジャイルではネタを出せずに大分苦しみ、コミュニケーションではネタが集まらずに大変苦しんだので、もっとみんなが乗りやすいテーマにしない?とおやかたさんに打診したところ そっくりそのままその案が通ってしまいました……
次回は「学び」でいきます。ほらみんな書ける 書けるよ……!!!
ぜひ、我こそは!という方のご参加をお待ちしています。
レッツ鈍器!
余談
イラストはChatGPTのDall-E3さんに描いてもらいました。4回ぐらいのやり取りでいい感じに着地して賢いな……となっています。
変なイラスト生成したいときに超便利ですw
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