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【大人気】九大共創学部の小論文で8割以上取った勉強法

こんにちは!
僕は九州大学共創学部を受験した者です!
僕は神奈川県出身で県内の高校に通っていましたが、共創学部の理念やカリキュラムに魅力を感じ受験しました。
しかし神奈川県で受験勉強をしていた事もあり、九州大学まして比較的新しい共創学部の情報はあまりありませんでした。
そこで本記事では時間配分や問題傾向など他のサイトや参考書に載っていることを省略して、他では教えてくれない僕の勉強法を公開し、悩める受験生の一助になりたいと思います。

少し長い記事になっちゃうけど共創学部の小論文で必要なエッセンスを余す事なく伝えたいので、ぜひ最後まで読んでほしいです!



1.小論文とは

そもそも小論文とは何か。これを知る事が合格への近道です。結論から言うと
小論文=学部へのアピール書類
です。小論文の解答を通じて、「私にはこんな視点があります」「私はこのような考え方ができます」ということを採点者にアピールするのです。
小論文を現代文の記述問題とあまり変わらない、と考えてる人は要注意!
小論文とは何かを知らずに現代文の記述問題の延長として、小論文を捉えていると自分をアピールする事は難しい。
まずは小論文とは何かを認識して様々な準備を始めてみよう。

2.アドミッションポリシーをよく読む

九州大学共創学部のHPにアドミッションポリシー(以下APとする)が掲載されています!これには以下の3つが示されてます。
求める学生像
求める学生像と学力3要素との関係
入学者選抜方法との関係
APを読めば、大学側が求める学生像が見えてきます。これを小論文で表現できれば合格に大きくつながる!
前述の通り、小論文の解答を通じて「私にはこんな視点があります」「私はこのような考え方ができます」ということを採点者にアピールすることが大切です。しかしただ闇雲に自分の能力をアピールしても意味がありません。自分の能力が大学が求める学生像に適していることをアピールすることが必要です。そのためにAPをしっかり読みましょう。もしAPを読んで、納得がいかなければ志望校を考え直すきっかけにもなります。
ここではAPのリンクを載せておくので、必ず自分の目で確かめよう!

3.私がした勉強法

Ⅰ.解決したい社会課題を見つける

共創学部のHPを見るとわかるように課題を意識し能動的に学び、解決に導くということが共創学部のコンセプトです。


問題を見るとわかるように、「解決策をあなた独自の考えで提案しないさい」という趣旨の問題が毎年出題されてます。共創学部のコンセプトを考えれば当然と言えます。
そこで受験生の皆さんには自分の中で解決したい社会問題を1つでもいいので見つけてほしい。そしてその課題が起こっている背景、関係者や組織などを調べて解決策を考えてみよう!

例えば、私の場合問題意識は教育格差にありました
「予備校に通うお金は年間100万以上し誰でも通えるようなところではない、にも関わらず旧帝をはじめとした上位校に行く人の多くは予備校に通っている」ということに疑問を感じて問題意識が発生しました。
教育格差について調べてみると、ざっくり親の年収格差→子供の学力格差→子の職業格差→その子供が親になるという負のサイクルが原因である事が分かりました。またこのサイクルを生み出す原因として学歴社会などが背景にある、という事も分かりました。
フィンランドでは就学前教育学校から大学院まで教育費が無料であり、自由な学びが尊重されるので学歴社会という概念もほとんどないそうです。
この事から「北欧のような学費・受験制度がない教育制度にする」という解決策を考えました。

その問題が社会問題とある以上、効果的な解決策を出すのは非常に難しいです。しかしこの課題発見→データや資料から課題背景を分析→解決策を出す、という一連の流れが非常に大切なのです。自分が関心ある問題がテストに出れば下調べがある分、他の受験生に対して大きなアドバンテージを取ることができます。違う問題がテストのテーマになっていた場合、その問題の解決策を自分の関心ある問題と絡める、参考にすると考えやすくなります。この事については別の記事で詳しく解説するので、ぜひフォローお願いします!

Ⅱ.幅広い分野に関心を持つ

共創学部の問題では「あなた独自のイノベーティブな解決策を提案して下さい」という出題がよくあります。イノベーティブと聞くと誰も思いつかないような天才的な解決策を求められているように感じると思います。しかし大学側はそのような意図で出題していません。なぜならたった180分の解答時間で何十年、何百年と解決されていない社会問題を誰も思いつかない天才的発想で解決するような人は大学に来ないからです。
では、「あなた独自のイノベーティブな解決策を提案して下さい」という問題を解答するのに必要なことは何か。それは異なる分野の知識をベースに問題を多角的に捉え、今までとは違った視点で捉えてみる、という事です!
そのために幅広い分野に関心を持ちましょう。
初めは自分で見つけた解決したい社会課題からで良いので、それについて調べながら徐々に関心ある分野を広げてみよう!

例えば私の場合、親の年収格差→子供の学力格差→子の職業格差による将来の年収格差、という負のサイクルから経済や格差問題、フィンランドについて調べてた事で環境問題やSDGsへと関心を広げていきました。
(フィンランドは環境問題に高い関心があり、多くの政策が行われている環境先進国です!)

Ⅲ.問題を俯瞰して見る

出題された問題を俯瞰して見るように心がけましょう。英語は問題文に答えがあり、問題文を集中的に読み取ることで答えが見えてくる事が多いです。しかし、小論文では問題を俯瞰して全体像を捉えるようにしましょう。そのためにはⅡで示した通り、様々な分野に関心を持つ必要があります。必ずしも一つの問題に対して一つの原因というわけではありません。原因は複数考えられ、その原因同士を比較・検討してから真の原因が見えてくる場合もあります。したがってテーマや問題について広い視野で捉えましょう。



問題を俯瞰俯瞰して見るというのは頭の中でやることですが、物理的にもやってみましょう。
問題を解いていて行き詰まった時は、問題用紙を少し目から離して、問題文あるいは資料の全体をざっくり見るとアイディアが出てくることが良くあったのでぜひ試してほしいです!

Ⅳ.情報収集

幅広い分野に関心を持とうと言ったが、具体的にどのようにして様々な分野の事を調べたのか。
私はとにかくニュースを見ました。テレビを見ている時間はあまり無かったので、NewsPicksというニュースサイトで気になる見出しやトレンドを見ていました。学生であれば月500円でオリジナル記事、動画にアクセスできるためオススメです。特にオリジナル記事は重要なテーマについて図解で説明されているので、文字を読まなくても頭に入ってくるのでとても良かったです。オリジナル動画では特定のテーマについて専門家の意見をいけるので、解答記述の参考にもなります。サブスク契約しなくても十分ニュースを読む事ができるので、気になったらアクセスしてみてほしいです!

テクノロジーというテーマは非常に大切です。私達の暮らしを大きく変え、それに伴って社会問題も変化するからです。故にテクノロジーについて理解しておくという事は、小論文受験者としてだけでなく新たに大学生になる人間としても大切なことです。ではテクノロジーについてどのように学ぶのか。私は中田敦彦のYouTube大学というYouTubeチャンネルで勉強しました。中田敦彦のYouTube大学は本の要約を紹介するチャンネルなので、間接的に本を読んだ事になります。またテーマについて楽しく理解する事ができるというのが最大の魅力です。いい息抜きにもなるのでオススメです。(関係ない動画を見ちゃわないように気をつけよう!)
web3.0やchatGPT、ブロックチェーン、SaaS、LRTなどの単語を聞いてピンとこなければ調べておくと良いです!

また赤本や青本の解答・解説内で分からない用語があれば、すぐに調べてその用語や概念の使い方を学ぼう!

NewsPicksや中田敦彦のYouTube大学で学んだ事をそのまま鵜呑みにせず、あくまでも「解答を作り上げる過程で助けになる知識である」ということに注意しましょう。そっくりそのまま解答に反映させてもオリジナル性に欠けてしまいます。

4.問題を解く時の注意点

問題文や資料を読んで、すぐに解答を記述する事はオススメしません!問題量に対して解答時間は長くなく焦る気持ちも分かります。しかし落ち着きましょう。問題文を正確に読み取り、問われている事を正しく認識できているかを何度もチェックしよう!その上で与えられたデータ同士の関係性を注視してみて下さい。特に相関関係、因果関係は解答に直結する重要な関係なので注意が必要です!
①問われている事は何か
②与えられたデータ同士の関係性
の2点を確認してから記述をスタートさせましょう。この作業が解答する上で最も重要なので最も時間を割くことをオススメします。
また余白に沢山メモをして思考を整理する事も大切です。過去問演習等を通じて、自分に合ったメモの仕方を模索しましょう。(解答作成中の思考の整理についても別記事にて紹介する予定です)

5.最後に

ここまで読んで下さりありがとうございます!
他では得られない〝生〟のアドバイスを心がけました。本記事を参考にして共創学部に合格し1人でも多くの学生が笑顔で春を迎える事を心から願っています!

頑張れ!受験生!!




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