ここは日本だろうか(2016年3月,山口)
こんにちは。前日まで広島市内にいた私、次は山口へ向かいます。
この日は在来線で海沿いをドンドコ1時間ほど、岩国へ向かいます。岩国は、いわゆる"山口"とは何か違った雰囲気がある気がします。
岩国(いわくに)
まず向かうは錦帯橋(きんたいきょう)です。しっかり通行料がかかります。
錦帯橋のフォルムはカテナリー曲線という、ひもの端と端をつまんでできるカーブが元になっているそうです。大学の授業で錦帯橋について話を聞いていたので、実際に見て歩けて良かったです。
橋の上はなだらかに見えますが、しっかりした階段でできています。この歩くときの木の音が好きなんですよね、千と千尋の湯屋前の橋みたいで。
岩国城は山の上にあるので、ロープウェイで登ります。結構高さがあります。
目の前の流れているのが錦川です。写真中央右側に錦帯橋が確認できます。
岩国観光を終えて山口市内へ向かいます。
山口(やまぐち)
ちぐまやです。今まで下車したことがある新幹線停車駅の中でもなかなかの閑散さです。
そうそう。山口にいればどこでもフグを食べれると思っていたのですが、そんなことはなく。ホテルの従業員さんがかなり苦戦してお店を探してくれて、小道をうろうろ、なんとか辿り着くことができました。
"あかぎ"というお店です。飛び入りでも用意してもらえました。
やっとフグにありつけたという感動。今でも名前を忘れられない旅先のお店の一つです。
ここは日本だ
翌日は山口駅から西の方向、美祢(みね)市へ向かいます。車窓を眺めていると、だんだんと殺伐とした灰色の岩肌や枯草が広がってきます。
このあたり一帯が秋吉台(あきよしだい)です。しばらくし、車から降りて歩いてみます。ずっと一本道です。
もう、ほとんど人がいないんですよ。しかもこの絶妙な天気と緑葉から外れた季節、「ここは日本かー!」と叫びたくなりました。さすが日本最大のカルスト台地(石灰岩でできた地形のこと)です。
秋吉台の地下にある秋芳洞(あきよしどう)へ向かいます。
うす暗いエレベーターを降り、入口までのトンネルをくぐっているとき、「このまま一生地上に出てこれないんじゃないか」と思いました。
それくらい非現実感がある空間でした。
秋芳洞に入った途端、冷気がすごい。そしてとにかく大きいです。観光コースは1kmほどで、途中岩肌を階段で登れたりと進みがいがあります。
鍾乳石って100年で1cmしか成長しないってよく言いますよね。一体いつ頃からこんな姿になったのでしょう。
無事帰還
無事市内へ戻って来れました。帰りはやっぱり新幹線です。
出発前に駅で瓦そばを頂きました。"逃げ恥"で一躍有名になったのではないでしょうか。
お肉が甘目の味付けで私好みでした。
そういえば、瓦ってどこで調達できるんだろう。
あとがき
広島、山口と連続した旅行でしたが、私の知っている日本を大いに超えてきました。日本三景の宮島、三大カルストの秋吉台、三大鍾乳洞の秋芳洞。スケールが違うんですよね。恐るべし。
特に秋吉台・秋芳洞に関して、訪れてから4年経ちますが私はこれ以上に衝撃を受けた日本の景色をまだ知りません。
経験不足かな。
日本は広くてまだまだ発見がある。ワクワクします。
道中で食べたふぐまんでお別れです。
次はどこに行ったっけ。思い出しながら書きます。
ではまた。🐡
宿泊先:国際ホテル山口
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