振り返り:前島 2021文学フリマ
1.文学フリマ感想
こんにちは!文学フリマの感想を書こうと思ってからもう1ヶ月ぐらい経ちそうです。そのせいで文学フリマがどんな感じだったのかほとんど思い出せないけど、なんとなく覚えているのを残しておこうと思います!
苦し紛れに今年良かった曲も書きますね。
初参加ということで最初は30部程度を計画していた。でも調べると初参加だとそんな売れないよってブログとかで書かれていたので、一度はひより、打ち合わせした結果、元々の計画通り30部程度印刷することになった。それも結局、製本段階でミスが生まれて20部?くらいになった。全部お手製だから、本当に大変だった。ひたすら紙を折ってボンドつけて2日ぐらいかかった。半日ずつやった感じ。労働量はそれぞれ違うから何とも言えないけど、そういう作業が好きじゃない分、しんどかった。
当日はみんな言ってたけど、こんなに創作してる人いるんだみたいなことを思った。Twitterで物書きの人とかフォローしてないから、文章が好きな人ってこんなにいるんだ〜と思った。すげ〜。小説も売り物なんだなと思う。ジャンルがあるのは手に取ってもらいやすくなるからなんだろうな。当たり外れももちろんあると思うから。そう考えると、出版れている本っていうのは、出版されている時点である程度の面白さは担保しているように思えるので、筋書きを読んでおもろそうと思ったら手にとれるが、文学フリマは中々、そういう権力みたいな?格式?なんやろね、権威的なものが薄くて手に取りづらいみたいなところはあるかもしれんな。それこそ釣り針みたいなフックがないと。まぁそこがいいところだと思うんだけどさ。カタログとかnoteとかちゃんと調べないと辿り着けない情報もいっぱいありそう。
会場に喫煙所がちゃんとあるところもグッド。タバコ吸えないとまじで暴れたらかしちゃうからね。装飾をちゃんとしてるところはちゃんとしていたし、してないところはしてないので、ゆるくていいなって思った。
10部くらい売れた。100円だし妥当。もうちょっと捌けるかもとか思ってたけど、まぁ甘かった。自分基準で物事を考えがちだから、自分だったら100円で良くわからん冊子を買うかと言われたら、多分買うので、そういう人たちが買っていったんだろうなと思う。あとは情報量が少なすぎたかもしれないな。俺は俺で文量少なかったし、ひとつしか作品(?)出してないし。でもタイトルがみんな良かったと思う。そこがフックになりかけてたし。
もともと去年の5月観月だけが書き終えてて、書けてないマエシマはゴン詰めされて、マジナーバスだった。そんな彼も空いてる機会で自己校正したらしく、最初読んだ時よりも面白くなってて凄かった。前島は風呂敷だけ広げるのうまいから書きたいことについては書けないまま、勢いで書いた五千字を提出して終了。海さんも学校の課題を片付けながらなんとか書いていた。次はちゃんと校正会みたいなのしたいね。ちゃんとしたの書きたいな。
そもそも5月の文学フリマも出展予定だけがあって、当日は行かなかった。次は何か企画やりたいけど、なんとなくやりきれない気がする。まぁできることをやっていくしかないんだけど。
次は来年の東京に出展かな。
2.今年良かったシングル曲。
1.JJJ「cyberpunk」
JJJビーツ良すぎるって話とベンジャジーのフレックスの仕方良すぎるんだな。なにが本当にかっけぇのかよく分かってる。二人のフロウと曲が完全に合わさって、今年のベストトラックです。みんな聞いてほしい。JJJのバースの入り方、もう日本語じゃねぇ。ゴリゴリの日本語なのに、英語に聴こえんだわ。
2.AERO GROS M「lovesliescrushing」
よく分かんないけど、rate your music 見てたらまどマギのジャケットがあったのでチェックした。ハイパーポップ?サンプリングの元ネタが分かった時、ぶち上った。歌の部分がキーあってなかったりするけど、その粗悪さがなんかいい。あと純粋にジャケットがいい。こういう勢いがある、なんというか初期衝動だよなって思う。
3.Duval Timothy「Slave feat.Twin Shadow」
こういう強いタイトルに弱い。奴隷。なぜか荘厳な雰囲気がある。確かに奴隷目線からしたら権力を持っている人間は荘厳に映ってほしいところがある。ニールヤングで言ったらヘルプレスって曲が好き。ボーカルの「スレイヴ」って言葉が重なって、ああなんか今、感じている窮屈さとなんか似ているなって、そう思っていた時がある。価値観に従うことは悪いことではないが、いざ自分が従うべき価値観を持っていない時は、必ずどこか強制的だと感じる。よくある話だろうけど。コロナでステイホームとか飲みに行けなかったりとか、従うしかないじゃんね。命の問題なんだもの。あとはどことなく秋っぽい。ウッドベースがあるからかもしれない。後半の楽器の組み合わさり方(フレーズ)がまばらにありつつ、スレイヴはずっと響いている。
4.V.A「I WISH / 愛してます」
再録音で感謝!パンピーのトラックはいつもヒップホップ好き以外にもポップス好きにも刺さる。5らっくのフック、本人にしか思いつけないだろっていうのと、このフロウ誰も真似できなし、真似したらすぐ誰のフォロワーかわかるぐらいオリジナル。田島さんが入ってきて(もともと本人の曲だが……)うわ~~お祭りっていうか懐ふけぇ~みたいな気持ちなるし、純粋にかっけぇになる。
5.Mozzy 「Straight to 4th」
なに言っているか分からないけど、いいなって思った。ビートが良すぎる。小説をはみ出すベースのグルーブ感が良いし、聴きごたえがあって、かつ感情的だなって思った。こんなシンプルなビートでこんなに色々と感じれるのはほんまに良いビートってことよな~。歌詞は知らんけど。
6.TAKU INOUE「3時12分」
ホロライブ所属Vtuberのオリジナル曲。てかtaku inoueの曲。声が良いんだなっと再確認。ちょうどいい高さ。純粋にクラブに憧れがあるから、こういう次の朝!こんといて!まだ遊び足りないんだよ、みたいな曲、めためた良いなって感じる。夜遊びあんませんし、ポップスの定義って結局、サビを口ずさめるか、口ずさみたくなるかみたいなところだろうと思っているから、この曲はポップスだと思う。
7.にしな「U+」
シンガーソングライターにしなの曲。ミドルテンポのダンスミュージック。アートワークとかはキッチュすぎてあんまり好きじゃないが、曲がいい。歌詞もあんまだが、曲がいい。歌声もいい。
8.awakebutstillinbed「life」
パンクロックに分類されるんだろうか?がなりと曲の相性が良すぎる。まじでどうしようもなく叫びたくなる時ってあるよね。でもかっこよく叫べないから、こうやって音楽を聴くってコト。あ、邦楽ロックが好きな人も聴きやすいと思う。てか俺がそうだから。この曲の入ったアルバムで聴いてほしいな。
9.tofubeats「SMILE」
toufubeatsのシングル曲。RUNに続いてかなり短めな曲。必然的にループ再生がはかどる。まじで歌詞がピュアだし、なんか俺もそうやって生きたいって思わさせすぎる。共感と憧れのバランスが、なんつーか重要な他者っぽいんだよね。
10.mazie「sippy cup」
可愛い音づかいと、sickな感じが良い。踊れます。ギャグアニメの悲しいシーンで流れていてほしいな、ちょっと笑えるんだこの曲。
11.Loota「Love Sick」
Lootaとthoji。高尾の地蔵を参るは結構なパンチライン。アンビエント的であるけどしっかりラップで、新しい扉って感じ。雪の日に聴くといいとちがう?
12.spill tab「Cotton Candy」
なんかこういう曲が好きなんかもしれん。自分で書いていて傾向が分かってきた気がする。プリミティブさと広がりを求めてるんだな。
以上!