![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76293432/rectangle_large_type_2_89e8fbdfc1624e686b00172b39be7491.jpeg?width=1200)
クラフトジン|季の美ハウスジン|from 京都
ジン、それもジャパニーズジンに魅了された主が、出会ったジンとその魅力について勝手気ままに自由に投稿するこのマガジン。
今回が第2弾。前回は鹿児島で醸造されたジンをご紹介しましたが、今日は京都産をお届けします。
前回の投稿はこちら。
商品名
今回ご紹介するクラフトジンは「季の美ハウスジン」
ハウスジンは右側
実は私、季の美シリーズが大好きで、京都にある季の美Houseという季の美の世界観を体験できるショップにも足を運んだことがあるくらい。
そこでの体験はまたどこかで投稿できたらと思っているところです。
生産地・蒸留所
季の美 ハウスジンは京都の京都蒸留所で作られています。ちなみに京都蒸留所はクラフトジン専用に作られた日本で最初の蒸留所とのこと。
「季の美」にはテイストや製法を変えた様々なバリエーションを提供していますが、すべてこの京都蒸留所で製造されています。
メイン
ベース:ライススピリッツ
現在、世界で蒸溜されているほとんどのジンは小麦、大麦、とうもろこしなどの穀類や廃糖蜜をベースとしたニュートラルスピリッツを使用していますが、京都蒸溜所ではライススピリッツを使用しています。
ボタニカル
・ジュニパーベリー
ジンがジンたる所以はジュニパーベリーにあり。京都蒸留所ではマケドニア産のジュニパーベリーを使用。クリーンでパイナップルやラベンダーのような香味がはっきりと表れる点が最大の特徴です。
・オリス
オリスは古代ギリシャ、ローマ時代から香料植物として親しまれてきました。
・檜
ヒノキは細かく砕いた乾燥チップとして蒸溜され、緑茶と共に日本ならではのボタニカルを演出します。
・柚子
柚子は日本国外では殆ど栽培されていないそうで、日本ならではの柑橘系フルーツと言えます。柚子は蒸溜されると酸味と共にオレンジの花や、レモンにも似た香りを放つようです。
ちなみに、京都蒸溜所では京都北西部に位置する『北斗農園』で作られた無農薬栽培の柚子を主に使用。
・レモン
フレッシュなシトラスの香りとピュアな甘さとフローラルで軽やかなアロマをもたらします。
京都蒸溜所で使用しているレモンは広島の尾道市「citrusfarms たてみち屋」の無農薬有機栽培の完熟レモンを使用しており、その香りは高く、他のレモンと比べて糖度の高い食べやすいレモンとして知られています。
・緑茶(玉露)
緑茶を蒸留すると不思議なことにホワイトチョコレートのような甘さと軽くローストしたビスケットの味わいなどの複雑な香味が現れるようです。
また、緑茶には蒸溜の過程において使用した様々なボタニカルをひとつにまとめる力をも発揮します。
京都蒸溜所では歴史ある老舗が手掛ける宇治の茶葉を使用。鎌倉時代より受け継がれる宇治の茶が、渋味は少なくしかし華やかな甘さが感じられる上品な味わいを演出します。
・生姜
ジン全体のフレーバーを引き締めると共に、ジューシーさとピリッとした辛さによって複雑な味わいに仕上げます。
・赤紫蘇 / 笹の葉
全体にフルーティ&フローラルなエッセンスを加えます。
・山椒(実) / 木の芽
アロマティックな芳香を放つ『山椒』と『木の芽』が香味を引き締めます。
※上記、京都蒸留所HPより引用
特徴
京都蒸留所を代表する1本に「季の美」というジンがあります。今回ご紹介している季の美ハウスジンは季の美とメインやボタニカルこそ同じなんですが、唯一違うのが仕込みに使用する”水”なんです。
通常、季の美を始めとする京都蒸留所のジンには伏見の名水が使用されています。京都蒸溜所は著名な酒蔵が軒を連ねる京都の南、伏見の近くに位置しています。「伏見」の語源は「伏し水=伏流水又は地下水」とする説もあり、良質な水に恵まれた土地であるからこそ多くの酒蔵が建てられたとも言われています。
地下深くから汲み上げられた水は柔らかく味わいがあり、京都を代表する日本酒蔵で仕込み水として使用されていますが、それをジンにも活かしている訳です。
ですが、季の美ハウスジンには季の美ハウスの井戸水を使用していて、季の美よりも口当たりの柔らかいジンを生み出しているのです。
仕込水を変えたからってそんなに変わるの?と僕も半信半疑でしたが、たしかに口当たりや飲んだあとの余韻に違いがありました。
アルコール度数43%と高いですが、裏を返せばそれ以外はすべて水だということ。ボトルの半分以上を占める水にもこだわることで、洗練された1本を作り出す精神が感じられます。
飲み方
最初の一杯はストレートで。肝心の写真がナッシブル...今度撮っておきます...
お次はロックで。
香りが引き立つソーダ割り。
最後はジントニック with ローズマリーで。
レシピ
季の美 ハウスジン:30ml
ジントニック:60ml
ローズマリー:ひとかけ
久々に飲んだジントニック。季の美で作るジントニックは一味違った香りがあるけどやっぱり僕はソーダ割が好きだな!
How to buy
今回ご紹介した「季の美ハウスジン」は京都蒸留所の専用ECサイト、もしくは京都にある季の美ハウスで購入することが出来ます。
ECサイトには登録が必要ですので、京都にお住まいの方だったり近くに寄る方であれば店舗に行くのが簡単ですかね。
ジン制覇マップ
京都も加わり1府1県になりました。47都道府県制覇に向けて勝手に頑張ってます笑
まとめ
今回ご紹介した季の美ハウスジン、いかがでしたでしょうか。
京都蒸留所ではその他多くの季の美シリーズを市場に出していますので、いろんな楽しみ方が出来ると思います。
季の美にはボタニカルだけでなく、テイストの違いや、京都という歴史ある街並み、生産者と製造者の想い、ロンドンと京都の融合など、そんな様々な体験が詰まっているのではないでしょうか。
ジンを通して大人としての厚さも重ねていけたらいいな
※
このマガジンでは日本に隠れた数多くのジンを、自分の体感を通じて発信していきますのでこれからもチェックをお願い致します。
ジンというお酒に馴染みがない方、手に取る機会や飲むとっかかりがなかった方々へ、この記事が何かのきっかけになれば、一消費者として勝手ながら嬉しく思います。
次回はどこのジンを選ぼうかな?と言いながら実はもう買ってあるんですけどね笑
あ、でも季の美シリーズではないですよ!さてどこでしょうか?
それではまた!
国内海外問わず、世界には美味しい食べ物やお酒がまだまだあるはず。そんな世界を知って、自分の料理に昇華できたらと思います。コロナ明けはイギリスとフランス文化の混ざるカナダへの食旅行を計画中。