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「日本人のための大麻の教科書」要約③
【第5章 宗教】
大麻は日本固有の宗教である「神道」とかかわりが深く、お祓いに使う祓具(はらえぐ)や衣などに使われる。伊勢神宮が頒布するお札は「神宮大麻」であり、大麻という言葉にはお札という意味もある。
日本の国技である大相撲も神事であるが、横綱だけが締めることを許される白麻でできた綱(横綱)は、大麻の繊維でできている。
仏教においても、お盆の「迎え火」「送り火」で焚くオガラは大麻の茎であり、キュウリやナスで作る「精霊馬」の足も本来はオガラである。
【第6章 文化】
大麻はこれまで紹介したもののほか、蚊帳、漁網や釣り糸、炭(麻炭)、たいまつ、畳の経糸、茅葺き屋根の最下層に敷く、など生活の多くの場面で用いられてきた。
輪島塗漆器、越前和紙、世界遺産である白川郷の合掌造りの屋根材、国宝である中尊寺金色堂の下地材など、それぞれ一部には大麻が使われている。このように、日本には独自の大麻文化が存在する(していた)。
【第7章 食】
大麻の種子「麻の実」は、七味唐辛子、けんちん汁、あけがらしなどで食されているほか、「ヘンプシード」の名前で健康食品として流通している。
アメリカでは嗜好用大麻を用いた料理番組「クッキング・ハイ」「マリファナ・クッキング・バトル」が作られ、Netflixで視聴することができる。
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