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今年の娘の誕生日には、言ってみようかな。

もうすぐ娘の誕生日。


今年はMrs. GREEN APPLEさんの「ケセラセラ」もつけて、ラインでメッセージを送ろうと決めている。


いろいろあるだろうけど、がんばってね。


娘が高校を卒業して、親元をはなれての大学生だった下宿の4年間。
誕生日には、メッセージ性のあるお気に入りの曲と、メッセージを送ってきた。
仕送りの品も別便でつけて。

新卒就職1年目の昨年は、誕生日もふくめて、年に数回送っていた仕送りを止めた。

大学を卒業して実家に戻ってくる約束をやぶり、隣り町で一人暮らしをすると勝手に決めた娘に、「自立」の厳しさを身をもって知ればいいと思った親心から。

だけど、ケーキは届けに行ったかな。


ちょうど一年前のこと。

(おそらく)夢と希望を抱いて自ら決めて就いた職は、合わなかったようで、就職して数か月にして病院通いをしたくらいに、随分と娘は悩んでいた。


そんな娘は、結局数か月の休職をとって、1年で仕事を辞めた。


私たち夫婦は、憤慨して娘に辞めることを止めに入った。
一時期親子関係は冷戦状態になった時期を経たが、新天地での娘の新しい出発を、全力で応援することにした。


車を持つことをやめて、公共の交通機関を利用することになった娘は、帰ってくるにはちょっと不便なこともあって、滅多に帰ってこない。


義父が亡くなったときには帰ってきたが、こちらから安否確認のラインをしない限り、ウンともスンとも言ってこない。


それでも、新天地で楽しそうにやっているのは伝わってくる。

仕事も前職を活かしたものだが、自分に合うようだ。

義父の四十九日の法要で帰ってきたときには、自分から仕事のことを生き生きと話していた。


Mrs. GREEN APPLEさんの「ケセラセラ」は、私が久しぶりにアマゾンで購入した曲だ。


音楽に疎い私が、購入するのは珍しい。
初めて聴いたときに元気がでたその曲を、娘に届けようとその場で決めていた。


先日の、仕事が休みの日。

買い出しついでに、娘の誕生日には少し早いけど、久しぶりに仕送りの品を段ボールに詰めて送ってきた。
私が買い出しの品を袋に詰めているあいだに、夫に仕送りの品の荷造りを頼んだ。


仕送りを娘に送り終えての帰路は、ほっとすると同時に、なんだか幸せになる。
久しぶりに感じた感覚だった。


家の中がてんやわんやしていたその日、おそらく気分的に忙がしかった夫に頼んでも気が引けるので、息子に頼もうかと迷ったけど、夫と来てよかった。


親として娘を思う気持ちは同じだから。


お誕生日おめでとう。
寂しいから、たまには帰ってきてね。


娘がなかなか帰ってこなくて、何気に感じた思いも、そのまま言ってみようかな。


Mrs. GREEN APPLEさんの「ケセラセラ」を、初めて知った素敵な記事はこちら。
琲音さん、ありがとう。(勝手に記事を引用させて頂きました。ごめんなさい)
コマーシャルで流れていたのは知っていたけど、この記事で曲をきちんと聴けました。素敵な曲ですね。


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