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会話がうまくいけば夫婦はうまくいく!『不機嫌な妻 無関心な夫』【無料公開#1】

シリーズ累計35万部突破の『察しない男 説明しない女』や10万部突破の『話し方で損する人 得する人』など、コミュニケーション本のヒットを生み出してきた五百田達成さんの最新刊『不機嫌な妻 無関心な夫』を11月20日に発売することとなりました。その最新刊『不機嫌な妻 無関心な夫』の一部を無料公開します。

夫婦、うまくいってますか?

もし、おおむねうまくいってるなら、よかったです!
だって、夫婦仲さえうまくいっていれば、たいていのことは乗り切れますから。
そうですよね?
相談できる相手、信頼できる相手、助けを求められる相手、いろんな話をできる相手、一緒に笑い合える相手。そういう人が横にいれば、人生どんなことがあっても安心です。

ですがもし、あまりうまくいってないなら、ちょっと心配です。
夫婦仲がうまくいかなくなると、いろいろなことが具合悪くなります。
そう思いませんか?
一緒にいても楽しくない、ちょっとしたことを話し合えない、ピンチの時に助けてもらえない、うれしいことを共有できない。そういう相手と同じ空間に住んで、人生をともに歩むのは、最悪とまでは言いませんがちょっと辛いです。

•夫婦の会話が少なくなってきた
•大切なことが話せていない気がする
•「自分ばっかり大変だ」と不満を感じることがある
•「こんなはずじゃなかったのに」とギャップを感じる
•愛が冷めてきたのか、優しくできない
•子どもが巣立ったあとのことが不安

もしあなたの中にこういった気持ちが少しでもあるなら、どうぞこのまま読み進めてください。この本は、そういうあなたのための本です。

夫婦がうまくいかない理由とは

では、そもそも夫婦はどうしてうまくいかないのでしょうか?
それはずばり、「夫婦の会話」がうまくいかないからです。

もちろん、家事や育児が大変、身内にトラブルを抱えているなど、現実的に難しい問題はあるかもしれません。それでも、夫婦できちんとコミュニケーションが取れていれば、物事はいずれ解決に向かいます。

逆に、大きな事件や不幸がなくても、お金や幸運に恵まれていても、夫婦が通じ合っていなければふたりの関係は危うく、日々の暮らしには暗い影が差したままです。

結局のところ、夫婦がうまくいくとは、夫婦のコミュニケーションがうまくいくということ。夫婦仲がいいとは、夫婦の会話がうまく行われているということ。

夫婦とは関係であり、夫婦仲とは日々のコミュニケーションです。
夫婦がうまくいくためには夫婦の会話が欠かせません。
逆に言うと、夫婦の会話さえうまくいけば、夫婦はうまくいくのです。

この本は、夫婦の会話を円滑にし、夫婦のコミュニケーション不全を解決することで、結果的に夫婦の関係がうまくいくようにするための本です。

自己紹介が遅れました。
五百田達成と申します。編集者・広告プランナー・心理カウンセラーというキャリアを活かし、現在はコミュニケーションと心理にまつわる本を書いています。

とくに、男と女をテーマとした「察しない男 説明しない女」、きょうだいの生まれ順をテーマにした「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」など、身近な人間関係に役立つ話し方の本を、数多く執筆してきています。どうぞよろしくお願いいたします。

うまくいっている夫婦3 タイプ

さて、今回夫婦の話し方について考えるにあたり、たくさんの人にインタビューを重ねました。

その結果、うまくいっている夫婦には大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれが特徴的なコミュニケーションをしていることがわかりました。
以下がその3タイプです。

❶恋人タイプ

お互いが好き同士のラブラブ夫婦で、独身時代のような恋愛感情でうまくいっている夫婦です。

コミュニケーションの特徴としては「愛情表現」が多いこと。「愛しているよ」「大好き」などと普段から言い合い、手をつなぐ、ハグする、キスするなどのスキンシップも頻繁。記念日を大切に祝う、人前で相手をほめる、なども自然に行えます。

そういった思いやりをきちんと示すことで、お互いの恋愛感情を自然と持続させています。

❷戦友タイプ

価値観が合っている者同士のバリバリ夫婦で、一緒に家庭を切り盛りしていく戦友のような夫婦です。

コミュニケーションの特徴としては「ビジョンの共有」が多いこと。何歳までにマンションを買う、子どもは何人などのはっきりとしたプランがあり、それが夫婦間でしっかり話し合われている。また、ささいなことでも報告・連絡・相談を怠らず、そうすることで「夫婦」という企業を一緒に経営しています。

❸同居人タイプ

一緒にいてラクな相手だから結婚しているイマドキ夫婦で、シェアハウスの同居人のような距離感の夫婦です。

コミュニケーションの特徴としては「ルール・マナー」をしっかり決めていること。互いに自立したふたりが、洗面所の使い方からタオルの干し方、家事の分担までルールを決めてそれを守ることで、ストレスのない共同生活を実現しています。「ありがとう」をこまめに言うなど、マナー・気遣いも忘れず、お互いにとって居心地のいい空間・適度な距離感を保っています。

いかがでしょう?
それぞれの夫婦がそれぞれのスタイルでうまくいっている光景が想像できるのではないでしょうか?

話し方を変えれば夫婦は変わる

本書では、これら3つのタイプの夫婦が実際にやっているコミュニケーションをベースに、さまざまな話し方・伝え方・聞き方についてアドバイスしていきます。

繰り返しになりますが、夫婦とは人間関係であり、夫婦仲とはコミュニケーションのことです。ですから、日常のちょっとしたコミュニケーションを変えれば、夫婦の関係は確実に変わっていきます。

たとえば、

・照れくさくても、「好き」「ありがとう」と言う
・「〇〇して!」ではなく、「〇〇してくれる?」と頼む
・相談されたら、「どうしようか?」と一緒に悩む
・言いにくいことは、「キャラ」で話す
・ほめてほしいときは、「ほめて」とアピールする

などなど、声かけや返事、言葉の語尾を変えるだけで、会話はぐっとまろやかになり、夫婦の関係はぐっとよくなります。話しにくいことも話せるようになります。

 そうやっているうちに、夫婦の会話が次第に増え、結果的に、

・言いにくいことをがまんしてイライラすることがなくなる
・家事・育児の分担の不満がなくなる
・介護や教育費などについて話せて不安がなくなる
・相手に再び愛情を感じるようになる
・夫婦仲がよくなり、家庭に笑顔が増える

といった効果が得られます。

そう、つまり、夫婦がうまくいくようになるのです。

ここでもう一度うかがいます。
あなたの夫婦関係、うまくいってますか?
うまくいってるのであれば、本当によかったです。心から胸をなで下ろします。

ですがもし、うまくいってないなら……。
うまくいくためのヒントが、この本には確かにあります。ぜひページをめくって、読み進めてみてください。

さて、前口上が長くなりました。
家庭のイライラ・モヤモヤ・ギスギスが、スッと解決する「夫婦の話し方のレッスン」、いよいよスタートです!


著者紹介

五百田達成 (いおた・たつなり)

作家・心理カウンセラー。 米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。 東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂、博報堂生活総合研究所を経て、五百田達成事務所を設立。個人カウンセリング、セミナー、講演、執筆など、多岐にわたって活躍中。 専門分野は「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」「SNSと人づきあい」「ことばと伝え方」。 「スッキリ!!」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)ほか、テレビ・雑誌などのメディア出演も多数。 著書『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』(以上、ディスカヴァー)はシリーズ70万部を超えている。

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