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在宅勤務とオフィス勤務の差異にどう対応すればいい?②【はじめての人事お悩み相談#2】#ディスカヴァー #人材マネジメント100のツボ

電子版5月28日、書籍版6月26日に発売の『図解 人材マネジメント入門』。本書では領域が広く捉えにくい人材マネジメントを、わかりやすく図解を交え体系的にまとめています。
そんな人材マネジメントの原理原則を詰め込んだ本書の著者である坪谷さんに、入社2年目にして今年の1月から人事担当となった弊社の社員井上が抱える悩みを相談してみました。

在宅勤務とオフィス勤務の差異にどう対応すればいい?

※こちらの記事は【はじめての人事お悩み相談#1】(‪https://note.com/discover21/n/n2715bd5d3e50‬)の記事の続きです。

経験学習は社会人の成長の肝

井上:ディスカヴァーは1on1を大事にしています。自分も3人と週次の1on1を持っているのですが、1週間を振り返ったり、フィードバックをもらって言語化したりすることは、目標へのマインドを湧きあがらせてくれるのでいいなと思います。

坪谷:それはまさに経験学習ですね。


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内省して気づくこと、起きていることを捉えなおすことは社会人としての成長の一番の肝です。人材開発のいろいろなことはこれから変わって行くと思いますが、経験学習だけは変わらないでしょう。ディスカヴァーさんはこの部分が1on1によって回っているので、素晴らしいですね。

井上:ありがとうございます。
1on1で次やることや目標が出てくるのは人に言われたことじゃなくて、問いかけに対して自分の中から出てきた言葉が目標になっているので経験学習という言葉に共感できました。

1on1の「魔法の言葉」

坪谷:1on1研修を設計していたときに、素敵な魔法の言葉をみつけました。それは「ここから学べることは?」です。
メンバーが何かを相談してくれたときに、まずはよく聞いて、質問して、深堀りするのですが、これに直接答えを与えるのではなく「ここから学べることは?」と問います。するとメンバー自身の中で内省が始まります。これを繰り返すことで学びを抽出する癖付けができるのです。
ぜひ「そこから学べることは?」使ってください。

井上:ありがとうございます。面接の場などで使っていきたいと思います。

状況に関わらず本質をつけ

坪谷:元の質問はリモートからの差分についてでしたが、目標設定と1on1、その原理原則はリモート下でも変わらないと思います。状況に関わらず本質をつけということがこの本のテーマでもあります。


<著者プロフィール>

坪谷邦生(つぼたに・くにお)

株式会社壺中天 代表取締役、株式会社アカツキ 人材マネジメントパートナー、株式会社ウィル・シード 人事顧問、中小企業診断士、Certified ScrumMaster認定スクラムマスター。 1999年、立命館大学理工学部を卒業後、エンジニアとしてIT企業(SIer)に就職。2001年、疲弊した現場をどうにかするため人事部門へ異動、人事担当者、人事マネジャーを経験する。2008年、リクルート社で人事コンサルタントとなり50社以上の人事制度を構築、組織開発を支援する。2016年、急成長中のアカツキ社で人事企画室を立ち上げる。2020年、「人事の意志を形にする」ことを目的として壺中天を設立。
20年間、人事領域を専門分野としてきた実践経験を活かし、人事制度設計、組織開発支援、人事顧問、人材マネジメント講座などによって、企業の人材マネジメントを支援している。
主な著作『人材マネジメントの壺 ARCHITECTURE』(2018)、『人材マネジメントの壺DEVELOPMENT』(2018)など。

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