【2023年総集編】VTuber業界の出来事まるっと振り返り
2023年12月31日(日)にこの1年を振り返りながら記事を書いています。
VTuber講師として様々な専門学校やスクールで1年間通して100コマ以上の授業をしてきた今年、その締めくくりに『VTuber業界の2023年』をまとめてみました!
自分自身の2023年
活動全体の振り返りは先日もnoteで記事を書かせていただきました。
実績も増え、もっともっと大きい規模でやりたい事を実現するためにどうするべきか?というフェーズに入ってきた今日この頃です。
これまでの実績一覧
2023年のVTuber業界
今年1年を特に何も見ないで振り返った時にVTuber業界はこんな感じじゃないかと思います。誹謗中傷関連に大手が本格的に対策し始めたり、芸能界からVTuberへの進出があったり、逆に去っていく人たちもいたり…。
2023年1月のVTuber業界
事務所移籍
774inc.からぶいすぽっ!に小森めとさんが移籍。
これまでのケースだと個人勢に一度なるか、転生が多かったため、界隈では774inc.の対応に称賛の声も多かった。
あの曲が大バズ
刀ピークリスマスのテーマソング2022は、年明け前からの伸びを見せてはいたものの、年明けてからTikTok等で見かけない日はないくらい楽曲がバズリにバズった。
「THE FIRST TAKE」にVTuber登場
VTuberとして初めて「THE FIRST TAKE」に登場し、話題に。
2023年2月のVTuber業界
テーマパーク×VTuber
にじさんじ所属の「周央サンゴ」さんが三重県の「志摩スペイン村」のバーチャルアンバサダーに起用され、様々なコラボが実現。この時期から、過疎化していたスペイン村が混雑するようになったとかならなかったとか…。
YouTubeのshorts動画収益化
再生回数の多いクリエイターはYouTubeのプログラムにより収益分配を受けていたが、広告収益としての取り組みが始まったのが2023年2月1日から。
この頃からVTuberのショート動画UP数が急増し、ショート動画で爆発的に伸びるチャンネルが登場した。
スマホゲームの新たなPR戦略
2022年の終わり頃から始まったスマホゲームの「VTuber対抗戦」というPR戦略が様々なアプリで実施され始めたのがこの頃。私の友人VTuberも参加した第1弾は2022年9月~10月にかけて実施されていた。
2023年3月のVTuber業界
あのVTuberもとうとう活動終了
VTuber四天王の1人、ミライアカリさんが活動終了。
※VTuber四天王※
キズナアイ・輝夜月・ミライアカリ・電脳少女シロ・ねこますが四天王(5人)
VTuber企業から2社目の株式上場
ホロライブを運営する「カバー株式会社」が東京証券取引所グロース市場へ新規上場。2022年の「ANYCOLOR株式会社」に続いてVTuber運営会社としての上場は2社目となった。
VTuber起用効果の検証
伊藤忠商事株式会社とANYCOLOR株式会社のにじさんじがVTuber起用の動画コンテンツ制作実証実験を実施。
2023年4月のVTuber業界
VTuber Fes Japan2023
ニコニコ超会議2023内でVTuberイベントが開催されました!
アップランド社がMBSグループに
アップランドからはぶいぱいという新グループがデビューしたり、メタバース開発についての発表等もあり、新しい事に取り組もうとしているニュースが多かった。
Brave groupの躍進
「HIMEHINA」の運営会社がBrave groupと経営統合。
Brave groupが運営する「ぶいすぽっ!」の平均チャンネル登録者数が業界2位に!その他2023年、Brave groupは海外企業との提携や資金調達を含め多くの明るいニュースを界隈に届けてくれました。
2023年5月のVTuber業界
超高額な新スタジオが登場
カバー株式会社が27億円の新スタジオ設立。
レコーディングスタジオを合わせてテニスコート10面分の広さで、モーションキャプチャー用カメラ「VK26(1台900万円)」が200台以上導入されているそう。
バーチャルタレントの2ndキャリア
774inc.でタレントとして活躍していた「大浦るかこ」さんが裏方スタッフへ転向することを発表。色々意見はありましたが、今後、こうしてタレントとして活動した後の次のキャリアが開かれるのか…?裏方としてやっていく方も増えていくのか?という希望も見えるようなニュースでした。
2023年6月のVTuber業界
「誹謗中傷対策検討会」の設置
「ANYCOLOR株式会社」「カバー株式会社」「UUUM株式会社」「note」「YouTube」が参加して誹謗中傷対策検討会が設置された。
「AI」の取り扱いについて政府のスタンスが発表
日本政府としての「AIについての基本的な考え方」が初めて文化庁によって発表された。
この時は「AI学習」は基本的に問題にならなかったが、2023年12月に再度「AI学習」について議論されているため、今後どうなるか注目。
推しと1on1通話ができる始動
惜しまれつつサービス終了した過去の1on1通話サービス。それが別企業から別の形で1億円の資金調達と共に「BackStage」としてリリースされた。7月には「禰好亭めてお」がアンバサダーに就任。当初はiPhoneのみの対応だったが、2023年12月にAndroidにも対応しユーザーをさらに拡大している。
2023年7月のVTuber業界
HoneyWorksがVTuber事務所設立
アーティスト科、アイドル科、イラストレーター科合計7名の「AiceClass」がデビューを果たしました!
サンリオのVTuberプロジェクト始動
日テレ傘下の「ClaN」との共同プロジェクトでオーディションが開始!グループ名は後日「にゃんたじあ!」に決定し、現在は3名が活動中。
VTuberが主役になれるイベントの開催
夏休みという事もあり、様々なイベントが開催された
ニコニコVTuberウィーク 2023夏 (7日間のホラー放送)
バーチャルマーケット2023リアル inアキバ (リアルとメタバース)
2023年8月のVTuber業界
VTuberが超大手企業のTVCMに抜擢
にじさんじの「ChroNoiR」が「Google Pixel Fold」のTVCMに抜擢され、クロス新宿ビジョンにも登場した
にじさんじ×○○コラボ
スポーツ雑誌の「number」×にじさんじ甲子園や、パシフィック・リーグ6球団のコラボ等でにじさんじと野球界のタッグが話題に
VTuber楽曲○○ブーム
ホロライブ「宝鐘マリン」さんのオリジナル曲「美少女無罪パイレーツ」がバズりまくり街中で流れるように
2023年9月のVTuber業界
VTuber楽曲○○ブーム2
しぐれういさんのオリジナル楽曲「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」が大バズ。踊ってみた動画やアニメーション系のショート動画が多く投稿された。
東京ゲームショウ2023開催
様々なVTuberをプロモーション起用して行われた4年ぶりのメッセ全館開催。VTuber事務所のブースも出展があった。
VARK SHORTSの新たなPR成功例
3Dを持つVTuberが無料でつくれるショート動画作成サービス「VARKSHORTS」。
VARK SHORTSの単体プロモーション再生数が100万再生を突破し、今後の展開にも注目が集まっている。
2023年10月のVTuber業界
超大型新人デビュー
お笑い芸人さんや芸能人の方がプロモーションの一環でVTuberになる中、超大型新人!元モーニング娘。後藤真希さんがavexから「ぶいごま」としてデビュー!avex関連の音楽フェスやバーチャルライブに起用するためだと頭ではわかっていても心躍るニュースだった。
内閣府のVTuber起用
内閣府「宇宙開発利用大賞PRキャラ」に宇推くりあさんが起用され、その他にも様々な宇宙関連のプロジェクトに登場!
インボイス制度が開始
元々反対運動等もあったが、無事(?)に開始された。
2023年11月のVTuber業界
元四天王VTuberデビュー
超大型新人がまたまたデビュー!元四天王VTuber「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ」がソニー・ミュージックからデビュー。プロモーションで渋谷をジャック!?大きな話題を呼ぶ!(2023年12月20日開催の#VTuberを発掘せよにもご出演いただきました!)
12月に入り楽曲リリースやアニメ声優として抜擢されるなど、今後の活躍も見物!
VTuberが俳優デビュー?
七海うららさんがドラマ内でバーチャルアイドル役として登場!
『ベストジーニスト』にVTuber?
にじさんじの叶さんが第40回ベストジーニスト2023「次世代部門」受賞
相次ぐ企業勢の卒業
岩本町芸能社の倒産やのりプロのタレントが一気に卒業等、その他にも大手で卒業を発表するVTuberが相次いだ。今後の彼らの人生が実りあるものであることを願わんばかりだ。
2023年12月のVTuber業界
VTuberを発掘せよの第4弾開催
3社から視聴者プレゼントが提供され、約300時間に及ぶ準備で今年もなんとか完走した私の主催企画。応募総数は約700件。約2時間で出演VTuber数は50名。年末の一大企画になってきました。
VTuber×地域創生プロジェクト
VTuber×ふるさと納税で地域創生を目指すプロジェクト、株式会社uyetの「まちスパチャプロジェクト」が始動
縦型配信バブル到来
登録者1万未満のVTuberさんの中にも1回の配信で登録者が1,000人以上増えるという事例も出た縦型配信バブル。年末になり、少し落ち着きは見せているものの、やり方によってはまだまだ爆伸びのチャンスがありそう…
FNS歌謡祭にVTuber登場
FNS歌謡祭にホロライブ所属VTuber「宝鐘マリン」さんが登場!
あの配信が最大同接21万人突破
年始にテーマソングがバズリまくった「刀ピークリスマス」が今年も配信され、なんと最大同接が21万人を突破!
2023年一般大手企業のVTuber参入
各月ごとにまとめてきたところには上げていないが、VTuber事務所の大手企業ではなく、一般の大手企業がVTuber事業に参入したニュースも多かった2023年。
2024年もこの傾向は加速しそう?という予測が立てられる。
2023年VTuber業界のtopicまとめ
改めて2023年を振り返るとこの3つにまとめられるのではないかと…
1年を通して「一般化してきた」というのが本当に伝わるニュースが多く、今後のVTuber業界が楽しみになるまとめとなりました。
私自身ももっともっと業界への貢献はもちろん、一般的な社会貢献にもつながるような活動がしていきたいと思う所存です。少しでもこの記事が役に立ったなと思う方はnote記事の「いいね」をぽちっとしたり、私のSNSをチェックしていただけたら嬉しく思います。
★Twitter
https://twitter.com/DiscoTeiMeteo
★YouTube
https://www.youtube.com/@discoteimeteo
★実績一覧
https://www.foriio.com/discoteimeteo
ココまで読んでくださった皆様の2024年が幸ある1年になりますように。
#今年のふり返り
いつもサポートありがとうございます👏 頂いたサポートは書籍等の購入に使用し、またお役に立てる記事をUPしていきたいと思っています🙇