ヴァロラントのマップエリア理論【簡易版】
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この記事は以前書いたマップエリア理論の簡易版です。以前の方が詳しくは書いてますが少し読み辛い部分があるので今後マップやエージェントの記事を書く際に読ませるのは面倒くさいと思ったので今回新しく書きました。前回と結構違いますが大体は同じです。
読みたい方はこちらから。
マップエリア理論というのはどういうものかという概要。それを使ってどうやって試合運びをするかという運用方法。みたいな感じで進めていきます。
概要
マップエリア理論というのは試合での攻防をする上でエリアを自分たちで区切って分かりやすく可視化することで楽に考えようという理論です。
普通の5vs5のFPSでもエリア理論というのは確かにありますが、それらは自分たちがいた所や自分たちが通過してない所は敵の有無が分かるよねっていう当たり前のことです。
自分はヴァロラントにおいてはそれは殆ど意味をなさないと思っていて理由はそもそもヴァロラントはスキルを使用することが前提でマップを作られているからです。
ヘイブンの守りを考えると分かりやすいんですが、スキルが無かったらAロングとAショートとBサイトとガレージとCサイトを一人で一か所守らなきゃいけないクソマップになりますよね。それを相手は5人で攻めてきたら止めれませんよね。クソです。
少し脱線したので話を戻すと、普通のエリア理論だとヴァロラントでは物足りません。そこで自分が考えたマップエリア理論を用いて考えようという話です。
さて前回同様分かりやすいのでBINDをマップエリア理論を使ってエリア分けしてみましょう。
基本的に赤がアタッカー側エリア(レッドエリア)、青がディフェンス側エリア(ブルーエリア)、黄色がディフェンス側に有利ですが中立なエリア(イエローエリア)です。
今回は簡易版なのでメリットも簡単に一つと説明させていただきます。エリアを沢山とったチームが強い、それだけで取り合えず大丈夫です。
ここで注意点があってこれは自分(Discentra)なりの分け方であってどう分けるかは自由です。
理由ですがヴァイパーの壁やセージの壁が分かりやすいです。あれはエリアを分断する能力があって要するにエージェントやスキルによって試合中のエリアというのは変化していきます。これについては後程説明します。
さて概要はこの辺で終わります。次は運用方法について考えていきましょう。
運用方法
超簡単で超適当な例を紹介します。古来より使い古されたセージの壁などを使ってAサイトをAショートから攻めます!
死ぬほど射線通りますよね。今回はブリムストーン・ソーヴァ・セージを使って攻略していきます。
ソーヴァのドローンをランプ部屋、ブリムストーンのスモークをAサイトとヘブンに使うことでなんと射線が残り1つになりました。そして古のセージの壁を使うと?・・・
はい!設置まで出来るようになりました。
Aサイトに攻めるには多くの射線をクリアしなければいけません。大事なのはスキルは何でも良いということです。
今回は分かりやすくこの三人で説明しましたがヴァイパーを使った例なんかも有名ですね。
この場合だとランプ部屋だけの射線を考えれば良いのでソーヴァのドローンなんかを使えば射線を切ることに関してはさっきの三人とやっていることは同じですよね。
まあこのあとヴァイパーの壁は弾が通るので設置は難しいかもしれませんが、射線を切ってAサイトに入ることはできましたね。
つまり方法は何でも良くて、大事なのは何が必要なのかを考えることです。
そしてその何が必要なのかを考えやすくするのがマップエリア理論ということです。
先ほどは簡単な例だったのでデメリットもあります。
Aサイトに入れたとしてもディフェンス側の取返しの際にアタック側はあまりエリアが取れてないので対応が難しいです。
有名なのがRAGE大会のAbsolute JUPITERですね。昔すぎてあまり参考になりませんが、JUPが守っているAサイトに各チーム苦戦してましたよね。
Lazさんが強くてAVALONが破壊されたりしていますが、アタック側がAサイトを攻める際に何が必要なのかを考えられていないとこうなります。
Aショートからだけ攻めるとシャワー側の射線を気にしなければいけないのはエリアを見れば明らかですよね。対処できていないと上の動画の様になります。
そこでじゃあシャワーを取ったり、Aショートからだけ攻めた時でもシャワー側をどうにか対処しないといけないっていうのもエリアを見れば明らかです。
ここからが大事なんですが、このまま攻めて勝てるのかというのを考えなければいけませんし、勝てないと思ったらこのエリアを取ろうと提案しなければいけませんし、提案された人はじゃあ自分のこのスキルで取ろうというような会話が勝つために必要ですよね。
もう一度言いますが、それを考えやすくするのがマップエリア理論です。
実際の大会の例でいくとこの動画の3:51:17がかなり良いラウンド例です。
JUPがAショートラッシュを仕掛けるわけなんですが、懸念点であるシャワーをまずブリムストーンのアルティメットで潰しつつドローンでサイト後方を索敵します。そうすることでAサイトの手前側を掌握しました。整合性のある良い攻め方ですね。整合性のある攻防というのは出来ているチームは実はなかなかいません
そしてRobeeee選手がトラック上に乗っていたところをドローンで見つけました。ディフェンス側がトラックに乗るというのはシャワーを抑えていないと出来ない戦法です。なぜならシャワーからアタック側が来たらぶっ殺されるからです。
なのでトラックにいるという情報からJUPはシャワー側に一人いるであろうことが読めたので設置に急がず瞬時に人数をかけてシャワーをAサイト側から取りに行きました。しかしシャワーにもいないので詰めてるんじゃね?というのを読みました。
そしてReita選手が裏を取っていたMoothie選手を倒せたわけです。
攻め方もその裏への対応もこうやって解説してみると当たり前なのです。しかしながら試合中に全員が瞬時に同じ考えを持ち、即時に行動、そして対応して倒し切るというここまでの練度の高さを持つチームはAbsolute JUPITERしかいないでしょう。
(まあちなみにこれは俺が見ててそう思ったってだけなので実際にJUPがそう考えたか分かりません。でも考えていなかったとしてもシャワーにいるかいないかに限らずシャワー側をプッシュするというのは作戦の内だったと思います。)
という風に試合というのはスキルの掛け合い、エリアの取り合い、人の世見合い、そして撃ち合いなどが大切なのです。
それを考えやすくするのが、そう、マップエリア理論なんですよね。はい
さっきみたいなセージのテンプレ壁が良いように働く時もあります。ありますが、テンプレだけしていてもレベルが高くなるにつれ通用しなくなります。なぜならテンプレだからです。
試合中に考えることこそが大事なので皆さん考えてプレイしてください。その方が面白いですよ、ヴァロラント。
まとめ
どう考えるかっていうのを軽く説明しただけなので物足りない人もいるかもしれません。物足りないと思った人は記事の最初の方にあったこの記事の元になった記事を読んでください。小難しいですが深く書いてるつもりです。読み辛いのは認めます。すいません。
正直言ってイモータル・レディアント帯でもスキルやエリアという点に関して全然意識出来てない人が多いですし、何ならプロレベルでも俺はあまりいないと思ってます。残念ながら。
ヴァロラントにおいて撃ち合いという要素が勿論大前提ではありますが、それと同時にスキルやエリアというのも大前提なわけです。撃ち合いが一番大事なわけではありません。全部大事です。
この簡易版マップエリア理論の記事を用いて今度は各マップの解説、各エージェントやスキルの解説、試合等の解説をnoteやYouTubeでしますので是非フォローや登録等お願いします。
前からかなりやるやる詐欺してますが人間なのでモチベ次第です。気長に待ってください。
それでは次回の記事でお会いしましょう。誤字脱字等あったら手段は何でも良いので教えてくださると助かります。それでは。
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