同居のギャップ~QOLの考え方②~
こんにちわ。
もしくはこんばんわ。
前回は「相手に魅力がわからないことを押し付けてるのはNG」というところまで書きました。
今回は次の段階として「興味を持たせる」です。
興味を持ってもらうためには、「相手のセンスや考え方にどういう衝動を与えるか?」と考えなくてはいけません。
どんなに私たちの世代から見て素敵でも、ほかの世代や時代を過ごした人にとっては違うということは本当に多岐にわたって起こります。
正直なところ、現代では昔よりも合理的な選択肢が増えています。
それもそのはず時代が進んでいるからなのですが、個人個人に流れてきた(流れている)時間や瞬間は違うものです。
「昭和では団地に住むのがステータスだったが、現代ではそう思われていない」
「現代では生活感のないアイテムが流行っているが、昔の人からしたら人間味がなくて素気なく見える」
この2つを例にするとわかりやすいかもしれません。
私は年齢関係なく「流行っていた」「素敵に感じる」「難しくない」という観点から物事(今回はインテリア)を考えるきっかけを作ってみることにしました。
・「流行り」
…婦人雑誌や最近のおしゃれな店の特集などで「見せる収納」が主流になっていることを気に留めさせる。話題として記憶に残すよう掘り下げる。
「流行っているから」などと意識の向き方を強要しない。色使い等の取り入れやすいヒントを説明する。
・「素敵に感じる」
…姑は原色系の花を飾ることが「飾り付け」だと思っていたが、今の家のシンプルな雰囲気に合っていなかった。
なので私がアンティーク調の造花と花瓶を買ってきて飾ったところ「玄関全体が素敵に見える」と感心していた。
・「難しくない」
…上記の造花が100均であることを明かすととても驚いていた。
さらにトイレなどの小物も100均であること等教えつつ「私はこういうので調べてます」と『100均の特集があるインテリア雑誌』を数冊渡すとすぐに読み始めた。
何度か書いていますが、すごく大事なことは「否定しない事」です。
この言葉に対して一番多い反応が「否定しないと新しいことは出来ない」みたいなことなんですが、そもそも「1つしか選択肢がない」と思ってしまうとそうなるんですよね。
否定と肯定は同じ皿にのせることが出来ないんでしょうか?
同時に口に入れる必要はなくて、本人がどの順番で食べるかを考えればいいんじゃないかと思うんですよね。
さてここで「譲れない部分」の切り分けが必要になってきます。
今までのやり方・考え方を変えるのが
面倒=新しいことを知る事、知り方を探す、覚える…等。
難しそう=スマホとか使えない、用語(英語)がわからない、金銭面…等。
不安=似合わなかったら、人から変だと言われたら…等。
目的を持てない=見てくれる人がいない、評価されない…等。
ざっくりではあるんですが、これら総じて「変化を望んでない」に行き着くのかなぁ…と。
で、これらを第三候補ぐらいまで順序をつけていきます。
うちの姑の場合は「探すのが面倒だし、来客もほぼないし、また舅から似合わないだのなんだの言われそう」みたいなことを言ってきました。
ただ、姑の本音は「舅、面倒、見せる相手がいない」の順でした。
我が家の背景として、舅は姑を否定することで彼女より上でいられると思っているモラハラ言動が多々あるんですよね。
今までも姑が新しい服を買ったり美容院に行ってきても「年寄りがおしゃれして誰が見るんだ」とか「お前にこういうのは似合わない」みたいな発言をし続け、姑は自分のためにお金や手間を使うことに無関心になるように仕向けられていました。
私がそれを指摘してから舅は少し大人しくなりましたが、まだ大きく影響されているため、姑は自分のことを自分で決められませんし、自分の意見を言えません。
脅えてるとかではなく、「私なんか」という気持ちがこびりついているんですよね。洗脳に近いというか。
なので姑はやる気になって頑張っても他人に否定されたり揶揄されることにとても敏感なのですが、本人はそれを頑として認めません。
根底はほぼ同じで「見下されたくない」からなんですが。
「他人の目を気にしているという自分」=「他人に影響されている」=「私は他人の言うことに流されてる?」=「弱いと思われたくない!」ってなっちゃうみたいです。
今回は長くなったのでここまで。
次回は「何のためのQOLか」について書こうと思います。
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