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石井食品のおせちで作りたいのは家族との”思い出の時間”。イシイが今年のおせちにかける思い

石井食品の「農と食卓をつなぐ」おせち。
今年のおせち料理は、これから先の未来へ、ほんとうにおいしいものを作るために産地から食卓へ、子どもたちに本物を届けること、またお正月の特別な体験としての付属品の充実にこだわりました。おせち料理のプロジェクトリーダーは代表が自ら務め、1年以上もかけて進めるおせちプロジェクト。関わるメンバー数も最大級です。

今回も前回のnoteに引き続き、お伝えし切れていない石井食品のおせちへのこだわり、特におせちと一緒にみなさまにお届けする「付属品」についてお届けしたいと思います。

お話を聞いたのは

青山香織さん

入社後は品質保障部に配属。商品の生産現場における品質管理を担当。2023年のお正月用のおせちから初めて企画の担当に。おせちという商品を形作る部分を担当している。

実は1年以上前に始動!おせちプロジェクト

— 2024年を迎えるためのおせちも、生産や販売が佳境です。このプロジェクトはいつから始動していたのでしょうか。

2023年のおせちの発送が終わり、年が明けた1月からです。私が所属する部門で本格的に稼働したのは 4月からです。

私は入社後、一貫して製品の品質管理に関わる仕事をしていました。みなさまにお届けする製品の品質が保たれるよう、生産の現場の立ち会いをするなどの業務を担当する部署です。

しかし、昨年から仕事が一変し、2023年のお正月のおせちから、企画に携わることに。初めてのおせちプロジェクトということもあって、まずは一通りの流れを覚え、石井食品のおせちは何たるかを学んだ一年でした。そして今年、今まさに進行している2024年のおせちプロジェクトでは、昨年できなかったことをやりたい。そんな気持ちで望んでいます。

— 昨年できなかったこととはどんなことでしょう?

会社としてしっかり情報共有ができる体制の構築です。おせちは石井食品の中でも特に歴史ある商品。しかし、扱う素材の数も多く国産素材にこだわっているが故の難しさもあり、どうしても「この人に聞かないとわからない」というノウハウがたくさん生じていました。それだけ歴史を紡いできた証拠なので、ある意味強みでもありますが、今は徐々に情報共有のための工夫を施しています。

— 情報共有が難しくなるほどに長い期間、多くの人が関わってきたプロジェクトなんですね。 

私自身も、昨年からプロジェクトに関わるようになり、思っていた以上の巨大プロジェクトに驚かされました。定例会議には、おせちのプロジェクトリーダーを自ら務める代表の智康さんも参加します。そんなメンバーでお客様に伝えるメッセージなど、細部までこだわって議論しています。ただでさえ大人数でのプロジェクトで意思決定するのは難しいので、個人としてもトライアンドエラーを繰り返す日々でしたね。

イシイのおせちはここまでやる

— 細部までこだわりが詰まったおせちだと思いますが、改めて石井食品のおせちへのこだわりについて教えてください。

まず、石井食品のおせちは全ての素材が国産です。これだけでも強いこだわりだと思いますが、石井食品のメンバーはわざわざ産地まで足を運び、自分の目で見て素材を確かめています。今年は広報のメンバーも同行し、より生産者のみなさまから、生の情報をいただきました。これが石井食品が掲げている「農と食卓をつなぐ」ということだと思います。

また、石井食品は全ての商品が「無添加調理」のこだわりのもとで作られています。そのこだわりを守るためには、素材を加工してくださるお取引先様にもお伺いし、生産環境がどうなっているのかも確認します。お取引先様は、石井食品の分だけ「無添加調理」にわざわざ対応してくださっているケースもあるのです。その際、他の製造ラインから添加物が混入するリスクはないか等を確認させていただいております。

製品ごとの食品検査の様子

その他にも、土壌や水、周辺の農作物などを調査させていただきます。例えば、原料に小麦を使用していなくても、近くで小麦が栽培されていたら、アレルギーの原因になりうるからです。

— この他にもビジョンにつながる石井の取り組みはありますか?

他は、農家の方々との関係構築でしょうか。これは一朝一夕には実現できません。農作物は天候の影響を大きく受けるため、良い年も悪い年もあります。不作の年があれば石井食品に出すよりも、他の市場に出した方が良いと感じてしまう場合もあるかもしれません。
そこは長い期間にわたって適正価格で取引させていただくことで関係を構築してきたことで石井食品に良い素材を提供していただけるのです。

— 今年のおせちプロジェクトならではのポイントは何でしょう?

今年はおせちと一緒にお届けする付属品にこだわりました。大前提として、「安心」「安全」「おいしい」は当たり前です。ただ、おいしいおせちは今の時代、どこでも手に入れることができます。
石井食品は、おせちを通した体験や価値を高めていくために、家族だんらんのシーンをより楽しく過ごしていただけるよう、お子様が喜ぶものをおつけすることにしました。

「今年もおいしかったね」だけでなく、「来年も楽しみだね」「またみんなで元気に過ごそうね」という体験をしてもらうために、お子さんと、おじいちゃん・おばあちゃん世代にも懐かしさを感じてもらえるものを用意しました。

今年は、

  • 吉野杉の利休箸「おめでと箸」

  • 奈良の工芸「かや織ふきん」

  • 「四角い紙ふうせん」

をご用意しました。

おいしいおせちと付属品、どちらも楽しんでいただくのが石井食品らしさだと思っています。原材料価格が高騰する昨今ですが、”付録目当て”を狙いたいわけでなく、みなさまの体験を豊かにしたいのです。

— 最後にみなさまにメッセージをお願いします。

世の中、おせちを食べる機会自体が少なくなっているのではないかと感じることもあります。しかし、せっかくの年末年始だからこそ、家族だんらんの時間を設けていただきたいと願います。また、おせちという素晴らしい文化自体を風化させないでほしいという気持ちもあります。

あるアンケート* によると、おせちを全く食べない方も25%ほどいるようです。お重を用意する必要はありませんし、一部を用意するだけでも良いと思います。石井食品には単品売りのおせちも用意しています。

少しでも年末年始に文化に触れ、思い出を作っていただければ、その時間を石井食品が少しでも彩ることができたら嬉しいです。

— 青山さん、ありがとうございました。

*出典:株式会社PLAN-B運営 カジナビ, 「おせち料理」に関するアンケート調査, 2020年10月22日, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000068228.html

石井食品のおせちは12月20日まで受付中

石井食品のおせちは12月20日(水)まで受付中。キャンセル期限は12月8日(金)までです。
28日より順次発送を行い、お届け日は12月30日(土)、31日(日)からお選びいただけます。