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筍愛の深さに感動!京都京丹波町の筍収穫から商品生産へ密着

はじめまして、2023年3月に石井食品へ入社した広報の黒飛です。

春が旬の筍がおいしい季節になりましたね!
みなさんお召し上がりになりましたか?

 石井食品では、未来に持続可能な食の循環型ビジネスモデルを構築する取り組みの一環として、その土地々の旬の味わいを全国へ広げる『地域と旬』をコンセプトに活動を進めています。その中で、春にお届けしているのは「筍」です。

 大多喜(千葉県)、京丹波(京都府)、唐津(佐賀県)の3つの地域で収穫した筍をその日の内に下処理を行い、最短2日で加工・商品生産を経てみなさまの元にお届けしています。

  4月から京丹波工場では今年で6年目となる「京都丹波 筍ごはん まぜごはんの素」、「京都丹波の筍の煮物」、「京都丹波の筍の山椒煮」の3商品の生産が始まりました。

 今回は京丹波町筍生産者の中村勇治さん(以下、中村さん)と石井食品 京丹波工場の堤智也さん(以下、堤さん)に筍生産の苦労や商品製造のこだわりをうかがって来ました。


消えゆく竹林を守り続け約10年以上 のベテラン中村さん

筍生産者 中村  勇治さん

ー 筍を育て始めたきっかけを教えていただけますか?

 約10年前はバス運転手だったけど、京都市内の竹林が次々に住宅地に変わっていくのを見ていて地元、京丹波町の竹林を守っていかなければと思ったんだよね。

ー 京丹波町の土地とここで育つ筍の特長を教えていただけますか?

  竹林は一般的に急斜面な土地が多いけれど、京丹波町は平坦地で育てやすく、保水性がある黒土が大きな特長です。この黒土のおかげで、黒皮で風味が強く良質な筍に育ちます。

ー とてもきれいに整備された竹林だなという印象なのですが、収穫時期以外はどうされているのですか?

筍がよく育つように竹の間引きをして、竹チップを肥料にしています。

ー おいしい筍を育てるために、冬場も手間を惜しまない姿に感激です。 大切に育て上げた筍はどんな方に食べてほしいと考えていますか?

 京都京丹波町まで来ることは大変だと思うんだよね。筍そしてこういった商品を都会の人に食べてもらい、もっと京都京丹波町の良さを知ってもらって、たくさん遊びに来てくれる人が増えてほしいと思うよ。

京丹波工場への想いを語ってくれた堤さん 

京丹波工場 堤  智也さん

ー 筍を加工する上でこだわっていることを教えていただけますか?

 3工場内で唯一京丹波工場では「焼き」の工程を入れています。
バーナーを使い、筍の表面をひとつずつ手作業で焼くことで香ばしい香りで筍本来の味を引き立て、おいしそうな見栄えにする工夫をしています。

ー とても石井食品のこだわりを感じますね。丹精込めて作った商品はどんな方に食べてほしいと考えていますか?

 京都京丹波町の方だけでなくより多くの方にほんとうにおいしい京都京丹波町の筍を味わってもらいたいと考えています。

ー これからも商品を作り続けるために大切にしたいことはありますか?

 筍の生産では手間暇を惜しみません。こんなに人の手がかかっているのかと、驚かれる方も多い です。手間暇は、石井食品の愛情です。工場で商品の生産を進めていくにあたり、機械化と人の手 をかけるところのバランスをこれからも大事にしていきたいです。 また、京丹波工場で働いている人は京丹波町に⾧年住んで愛着を持って暮らしている人が多いの で、地元の想いと愛情がこもった商品を大切にしていきたいと思います。

京丹波工場 製造メンバー

初めての筍生産地訪問と京丹波工場の取材を終えて・・・

 生産者の方と密接に関わり、この時期にしか味わえない筍を最大限おいしく食べていただくため、 工場が一丸となって商品を作る過程を自分の目で見ることができました。 生産者 中村さんの⾧年にわたり大切にしている筍を、石井食品だから信頼し任せているとの言葉や まなざしに、本当に心が熱くなりました。
 また、手間暇を惜しまず、各工程に責任とこだわりを持っ て調理している姿には工場で働く製造メンバーの本気を感じました。
 これからも広報の立場で「地域と旬」の取り組みをさらに盛り立てみなさまに伝えていきたいと思 います。

動画のご案内

 こちらのURLから「筍の収穫からまぜごはんの素の商品完成まで」を撮影した動画がご覧いただけます。(石井食品公式Twitter)
https://twitter.com/ishii_official/status/1651783292893683715?s=20