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Dio-Rの音楽ブログ開始します

こんにちは。音楽家のDio-Rと申します。
長く音楽を作ってきて、「作曲」「作詞」「編曲」「ミックス」「マスタリング」を含めて、音楽への向き合い方など発信していこうかなと思ってます。
読みやすくゆる~い感じでやっていくので何かの手掛かりになったり、興味だけで読んでいただくような記事になれば良いな、と思います。


出来るだけ今から始める人のために

このブログは基本的には初心者向けに書いていこうかなと考えています。
もちろん現場でプロの方々にアドバイスをすることもあれば、音の作り方や理念など難しいお題で共有し、談話することもありますが、「正しい知識で正しい理解」をしていく事で大半の悩みは消える事と思いますので、参考にする方もしない方も(笑)自由で!(^^)!


まずは「何者?」


自己紹介ですが、なぜか日本人だけ興味のある「経歴」みたいなものはどこかで紹介するとして、僕は20代のこれからだ!っと一番大事な時期になぜか海外レーベルに所属してしまうんですね 笑

事の経緯は、ある日作ったデモを確認するのに友人の経営するダイニングバーのカウンターでイヤホンで確認していたんですよ。
(スタジオから離れた環境で客観的に聞くという事を当時はよくやってました)
すると横にサングラス賭けたSWAT隊員みたいなごついアメリカ人がいて。。。



アメリカ人 「おい。お前何聞いてるんだ?」

僕 「えっと。音楽ですが。」

アメリカ人 「何の曲だ?ちょっと聞かせてくれよ」

ここまででもうお国柄の違いが出てます 笑
いきなり怖いよっ!
そんなフランクに来られても!

でも、まぁ良いよ、と聞かせたんですね。

アメリカ人 「これ誰の曲?」

僕 「あ、自作曲です。」

アメリカ人 「え!お前曲作ってるの?アーティストか?バンドか?」

僕 「いや、曲作って人に提供しようとしてるんです。」

アメリカ人 「俺、音楽プロデューサーなんだ。うちはプロデューサー集団なんだ。スタジオに来ないか?」

僕 「な、、、ん、、だと、、、、?」


なんか自宅からとても近い場所にスタジオが 笑
バイクで15分ぐらいですね。
Barで聞いた話だと奥様が韓国の方で5ヶ国語しゃべられるようで日本にいながら必要あればアメリカに行く、といった流れのよう。
(当時は難しい話は奥様に通訳してもらいながら制作していました。)

みたいな流れでスタジオにお邪魔すると、
そうですねぇ。。。
普通のリビングの大きな部屋で周りにいくつか小部屋があってそこの中が個人個人の制作スタジオになっていました。数人のクリエイターが出たり入ったりしてました。なんと日本人は僕一人。。。
しかし、当時の僕からすると「すげぇ!!!」となって1曲書いてみろとか言われつつ、認められて、結局そのレーベルに入ることになり、契約までしたんですね。

契約書は当然全部英語。。。
これが後々結構なトラブルになるんですが、この時は知る由もないですよね。
若いし、特に興奮しちゃってるし! 笑


一体何をする会社なのか?


真っ先に思ったのは僕は何をすれば良いんだ?
です。
一見詐欺まがいのインチキ集団。。。のように思えましたが、
スタッフはみんな良い人でした。環境も良い。
勧誘してくれたBOSSもとても良い人。そして腕がめちゃくちゃ良かった。
あの人から色々学んで今の僕があるのは間違いないです。

僕は当時サラリーマンだったんですよね。
なので日中は仕事しながら終わったら夕方から夜中までスタジオで制作。
土日はほとんどスタジオにいました。
自宅も制作環境はありましたが、スタジオと呼べるようなものではなく。
PCの周りにmidiキーボードやスピーカー置いてるぐらいのレベル。
もちろん防音ルームなんてあるわけもない。

話を聞くと案件はBOSSが取ってきてくれるようです。
今思えば、自分で営業行かないで良いというあの時の幸せ。
そんなBOSSの苦労も分かってなかった若造です。
そして「発注書」みたいなものを基準にその個室にこもって制作すれば良い、という流れのようです。

「なんだ。願ったり叶ったりじゃないか!」

と思いましたが。。。
ここからが地獄の始まりです。


地獄スタート!


よし!とりあえずやるか!
みたいなノリで曲を作ろうとしてたら

「ん?何やってんの?」

と言われ、よくよく聞くと
「楽曲方向性、作詞、作曲、編曲、ミックス」
と全部一人で担当しなくちゃならない!!
海外ならでは!の制作方法です。(全部が全部じゃないよ)

海外は基本エレクトロミュージックなのでそのレーベルも生演奏はギターとかがたまに入るイメージでした。ボーカルのレコーディングはBOSSがやってきてくれてファイルのみ渡されます。マスタリングもBOSSが仕上げる、といった流れ。
今思えば結構効率良いんですよね。

日本では比較的このポジションは個別に行われることが多く、海外ではこちらが基本のようです。
なんてこった。。。
仕事が多いというよりも、何したら良いかわからない。
そして年間数百曲制作していくからね!と。。。
みんなでだよね?
一人でした! 笑

まぁ、そうこうしてるうちに慣れてきて3年半ぐらいお世話になって辞めたんですが、いくつか賞も頂いたりしてとても貴重な経験でした。
いくつか彼の言葉は今も思い出して制作の起点になることはあります。
感謝しかないです^^

事細かく書くとめちゃくちゃ長くなるのでこの辺で 笑

みたいな感じで制作スタイルが一風変わってますがこれが今のスタイルとなっていて仕事により「全部」「ここだけ」みたいな感じで動いたりしてます。そこから色々と音楽人生の始まりですね。
この20代の出来事より以前も音楽家やっていたんですが、その話はまた別記事で。。。^^

挨拶になったのか?


よくわかりませんがこんな感じでゆる~く今まで起きたこと書いたり、もちろん初心者や現役の方も参考にできるような話なども書いていきますね。

僕も色々修羅場をくぐってきたような気がするので(笑)それを生かして書いていくので、面白おかしく読んで頂いて、そして時に役立つような事を発信していきたいですね。
(でも、基本は初心者向きだからね!)

それではまた次の記事で。
またねっ!( `ー´)ノ



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