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墨で鳥 -「俺、ハヤブサ」の巻

不定期投稿ではあるものの、じわじわシリーズ化しつつある「墨で鳥(水墨画で鳥に挑戦の意)」、今回はハヤブサです。

もちろん庭に飛んで来たんじゃありませんよ、ハヤブサ。
いろいろネットで写真見たりして、最初は飛んでいる姿を試みたのですが、全然ハヤブサに見えるものが描けなくて、今回は静止状態を仕上げました。


他に落款を押したい作品があったのでついでにこの絵にも。これだけで絵が引き締まる感じですね。ちょいとナナメですが…。


顔つきがハヤブサとしてはイマイチですね。もっと目の周りの黄色い部分を薄墨で広く取っておけばよかったのかなぁ。ちょっと表情に厳しさを加えたいと思い、後で乗せた目の上の濃墨も何だか眉毛化してるし…。
水墨画においての重要ポイントの一つ、「対象の簡略化」が出来るようになりたいと思いつつ、描いた対象がきちんと伝わるようにと思うあまり、筆を重ねすぎてしまいます。
達人たちの、どう見ても三筆置いただけなのにスズメだと分かる、あの領域はまだまだほど遠いですな。

ところで本題とは全然関係ないのですが、私の中で「ハヤブサ(隼)」という名前に対して「無口で前髪の長い黒髪の不良」というイメージが焼き付いてます。どこでどうそんなイメージを持つようになったのか全く覚えていないのですが、90年代までの少年・少女漫画等で、そういう名前のそういうキャラ、ご存じの方いらっしゃいますか?
絵にしてみるとこんな感じ↓。

「オレ、ハヤブサ」とかつぶやいてそうな。
100%私のハヤブサに対する勝手なイメージ付けなのかもしれませんが。

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