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【企画参加】アナタならどう詠む・季語「鷲」

ラベンダーさん、Alohaさんのご企画「アナタならどう詠む」、二度目の参加です。

今回バトンを回してくださったのは、私が密かに「笑いの帝王」とお呼びし慕っているめろさん

季語「ストーブ」の子季語「暖炉」で詠まれた御句は

ガス暖炉懐かぬ猫も近寄りて

拝見した瞬間に心も体もぬくぬくしてきました。
暖かで温かな一句をありがとうございました。
(ちなみにめろさんが今回詠まれたのは三句。どうぞ他の二句も上記リンクからご堪能ください)

実家の灯油ストーブをノスタルジックに思い出しながら記事をスクロールしていって、めろさんがご指定くださった季語を見て、ワタクシ真っ青。

って。
よりにもよって、ワタシに鷲?
(ワシに鷲?…と危うくダジャレるところだった(注1))

なんで鷲が冬季語なんじゃい!と憤ってみても時すでに遅し。
「もう一回参加したい」と自分で吹聴していたではないか。
いつものように、青い鳥のコスプレを着たら何かアイデアが見つかるかもしれない。

めろさんのコメント欄ではオタオタしてしまいましたが、ここでめろさんの「季語を差し換えても良い」という優しいご提案に頼っては鳥同盟会員として面目が立たない。

日曜日丸一日悩んだ結果の産物です。


戦わぬ鷲の心はどこ向かう

(たたかわぬわしのこころはどこむかう)


「悩んだ」と言うと語弊があります。
あまり考え抜いておりません。

「戦いに強いものが上に立つ」というのは人間が作った勝手な概念であり、空の王者だと思われる鷲も百獣の王と言われるライオンも、たまたま強い存在に生まれてしまっただけで実は戦っていないのであろう…肉食動物の捕食も命をつなぐための行為であって弱肉強食の上部に行くのが目的ではない…「人生は戦いだ」というのも人間の勝手な思い込みである…という細切れの発想から派生した、「では鷲の心はいつも何を思い、何を目指すのか」という答えの見つからない問いで作った句です。

ぬぬ、解説してみたら「そのまんますぎる句である」ことを露呈してしまいましたな。

下手な言葉を重ねるより、次のバトン繋ぎに参りましょう。

しかしこの流れで行くと、バトンの行き先はお一方しか浮かばないんですけどねぇ。
Alohaさん発のバトンも受けたいとおっしゃっていたし。
よろしいでしょうか、鶫さん?

必然的に鳥句が二連続してしまいますが。

季語はむささびの子季語だという「ももんが」でお願いします。
「飛ぶけど鳥じゃない」がミソ。笑
「むささび」ではなく「ももんが」を選んだ理由としては、単に音がむささびより好きだから、というだけ。
どのみち御句に鳥は登場するでしょうから、「ゴジラ対キングギドラ」ならぬ「ハヤブサ対モモンガ」みたいな句が期待できるのでは。(あ、隼も冬の季語か、それなら「アオサギ対モモンガ」かな…?)


ひと仕事終えてイヌワシクロツグミさんと一服。
俳句では助けてくれなかったコーヒー豆氏、差し入れは忘れなかった模様。


【おまけ・ラベンダーさんへ私信】

コーヒー豆氏、「リクエストにお答えします」だそうです。

照れくさいので、ツリーの陰からコッソリ。

世界のコーヒーの化身であり、物理的に存在しない霊体(妄想体とも言う)でできているコーヒー豆氏。
よって、一糸まとわぬ姿がスタンダードなのですが…帽子ぐらいならよろしいですよ、と本人も言うのでラベンダーさんのリクエストにお答えしてサンタの帽子、かぶってもらいました。



注1)「ワシは鷲」のダジャレは私のnote記事ではこちらが初登場。

めろさんが私に「鷲」を選ぶ運命も、ここで既に始まっていたのかも。


豆氏のスイーツ探求の旅費に当てます。