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言葉による創作

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気が向いたときにやっている言葉による創作です。短編、俳句、詩など。
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笞打つて芽立ちを急かす習ひなり

春のこの時期は毎年何かと忙しく働いております浦島Ru太郎(またの名をオリエンタル工作員ルゥノスケ……あと二つ三つ名乗っている名があったかな)、案の定今年もイースターの伝統をきちんとご紹介する余裕もなく(その割に小説は書いとるやん、という突っ込みも昨年と同じく)、なんとイースター記事と俳句企画参加記事をドッキングさせるという恐ろしい必殺技を捻り出しましたよ! と言うことで、本記事はこちらの春の俳句王を選出するらべあろ企画への参戦記事で(も)あります。 お題は「芽立ち」とのこ

コーヒー豆、聖夜で詠み散らす。

あのさ、代わって詠んでくれるのはいいんだけどさ、君を体現化するのは結局私なんだよ?そこんとこ、分かってるかな?……とコーヒー豆氏への愚痴から始めてしまいましたが、豆氏が「素敵なご企画」と言っているのは、こちらのらべあろミニ企画です。 ええっと、楽しいクリスマス、普通のクリスマス、やっちまったクリスマス、の三つのテーマで詠む、というお題だそうで。 ちなみに冒頭の漫画の「家人(←これ、KaoRuのことですよ)が病に臥して」って、本当の話でして、先週木曜くらいから何だかおかしな

浦島、出航前に蒸される。

こちらの記事↓の続き(?)です。 日本にいる皆様が酷暑で大変なことになっている最中に、七月末から変に涼しくなってしまっていたチェコ(と、たぶん周辺諸国。) 先々週は、最高気温18℃もないくらいで大雨の中、野外テント下で震えながら書道ワークショップを開くという、酷暑とはまた違った酷な状況に置かれたりしていたのですが(しかも参加者もまばらだった…あの状況で仕事が少ないというのも、時間が遅く過ぎるので辛いものがありますな。) 夏はもう終わったのか?!と思いきや、ここ数日また暑

コーヒー豆、桜詠む。

こちらのご企画に、またまたルール違反で参加します。 ええと、ですね、桜のおすすめ見どころ、ぜんっぜん思いつかなかったのですよ。チェコでも桜っぽい花は咲いているのですが、どうも植物学的に本当に桜なのかどうか、自信がない。その上、北海道よりも緯度の高いチェコ共和国、今週やっとチラホラ咲きはじめた感じ。ちなみにうちの庭にもサクラ科かと思われるのが三本植わっていますが、遅咲きなのか、まだ花はついておりません。 実はここ数日、サクラのおすすめスポットがないのだから企画参加はできない

コーヒー豆、踊り詠む。

俳句幼稚園のこちらの企画「忘れられないあの人」に参加いたします。 おいおいおいおい、コーヒー豆氏でどうしてそういう流れになるかな?! あ、はい、ちょっと説明させてください(論理的な説明になるかは不明ですが。) 最初にこちらの企画に気が付いたのが橘鶫さんのこちらの記事。 「忘れられないあの人」って言われたら、たいてい恩師とか学生時代の親友とか思い浮かべるじゃないですか。ところが鶫さんの選んだのはシャーロック・ホームズ、コナン・ドイルの生み出した架空の人物です(いや、鶫さ