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金融機関から3x3チームへ 〜夢への挑戦〜【研修編】

こんにちは、TOKYO DIME事務局の八木です。

私は3年前まで某大手生命保険会社にて営業を行っておりましたが転職を決意し、現在3x3のプロチームTOKYO DIMEにて営業やホームタウンである渋谷でのイベントプロデュースなどを行っております。
なぜ今回noteを書くことになったのか言いますと私にはTOKYO DIMEに入るきっかけにもなった「夢」があったからです。
その「夢に」ついて今回お話させて頂きたいと思います。


1.TOKYO DIMEに転職したきっかけ

2017年6月9日(金)の夜のこと、国際オリンピック委員会が行われ2020年東京オリンピックの新種目として追加採用が決定されました。
当時DIMEが運営していたPizza&Sports DIMEというお店の【スポーツバーの常連客】としてその発表をモニターで観ながら喜んでいました。
その頃はまだTOKYO DIMEのボランティアをしながら保険会社で営業をしていました。
特に不満もなく順風満帆な日々を送っておりました。
そんなある日の事、3x3のオリンピックのNTO(ナショナルテクニカルオフィシャル、国内技術役員)を募集していると言う話を頂きました。
保険会社で働いていた私がオリンピック期間中に休みが貰えるか分からず悩んでいたところ、TOKYO DIMEオーナーである岡田さんにお話をする機会があり、そこで岡田さんに「オリンピックでTOをやることが私の夢です」と相談したところ「TOKYO DIMEで働きながら夢を叶えたらいいんじゃない?」と。
驚きの回答に、私はなんの迷いもなく転職を決意することを決めました。
この夢がTOKYO DIMEに入るきっかけとなりました。

金融機関からTOKYO DIMEへ転職したきっかけはこちらの記事から➡️
https://halftime-media.com/interviews/tokyo-dime/

2.夢への壁

TOKYO DIMEに入ってから前職の活動を生かしスポンサー営業や渋谷の関係者との繋がりなどを作り3x3のイベントもたくさん開催してきました。
また夢のために3x3の勉強もたくさん行い、練習帯同ではたまにレフェリーを行いながらタイマーも行ったりするほど、TOの技術を磨いていました。
その間にUTSUNOMIYA WORLD TOUR FINALの開催があり、そこで行えたことは凄く良い経験になりました。

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しかし私には一つ大きな欠点がありました。
それは言葉の壁。この壁は高く、難しいことでした。
オリンピックTOはスーパーバイザーとの会話が英語であるとのこと。
選考前の最終研修の時に分からないシチュエーションがあり、ここで思い切って自分の苦手を克服しなければと思い英語で質問をして回答をもらえた時は恥ずかしがらずにアウトプットすることは凄く大事だと感じました。
そしてオリンピック開催2020年3月に最終選考がありTOの中でもStatsのカテゴリーとして選定されました。
選定後には下記の選定書が送られて来ました。(一部のみ切り取り)

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そしてここから新たな挑戦がスタート!!

3.Statsとしての新たな道

今までたくさん数をこなしてきたTOとは違い、新しい勉強の始まり。
個人的に5人制のStatsは趣味でつけていたものの正式なルールなど全く知りませんでした。
英文のStatsマニュアルを確認しながら研修がスタート。
映像を見ながらStatsを確認していくと5人制とは全く違うルールがあり、マニュアルを全て覚えることも大変でした。
そして何より3x3は展開がとても早いということでした。
私たちは3x3初のLIVEStatsで通常の世界大会では後日、映像を見ながらStatsをつけていくのが通常なのですがオリンピックに関してはLIVEStatsが初めて導入されるとのことでした。
マニュアルを覚えることもそうですが起きている事象を言葉にするのも、PCに入力するのもとても大変でした。
また細かい動作で選手が意図してパスをしたのか、シュートを打ったのかを瞬時に見分ける判断力も問われました。
毎月研修や宿題の提出があり、本業もある中で凄いボリュームの宿題に折れそうになることを多々ありました(笑)

4. 1年延期のお知らせ

研修を2ヶ月続けた2020年4月になんと新型コロナウィルスでオリンピックの延期が決定致しました。
当時は1年延期と言われた中で本当にオリンピックが開催されるのかとても不安でした。
日本でも緊急事態宣言が出され3x3の大会は軒並み中止。
そして何よりStats用の入力システムがコロナの影響もあり手元にない状況が続きました。
Statsには3役があり
1.コーラー
起きている事象を正確に伝えていく
2.オペレーター
コーラーの内容をPCに入力していく係
3.セカンドコーラー
コーラー、オペレーターのミスや、細かい動作の確認を英語でスーパーバイザーに伝える役
この3人で1チームなのですが入力する順番も分からず、ヘッドセットをつけて通常は行うのですが本番と同じような環境がなく2021年3月にようやく新しいスタッツシステムが出来上がり3ヶ月の間、日本国内の試合で練習を続けシステムに慣れてきました。
コーラーはオペレーターが入力し易い順番にコールを行い、オペレーターは聞き漏らすことなく順番に入力していきます。
5月初めにはコツを掴み始めなれてきました。
5月中旬に迎えたオリンピックテストイベントでは初めてヘッドセットをつけて本番と同じ環境にてStatsをとることが出来ました。
また代表強化選手が集まり、ダンクやプットバックなど細かくて難しいシーンがいくつかあり、スロベニアから来ていたStats責任者であるAndrejからレビューがありとても勉強になりました。
オリンピックまで2ヶ月をきり、このテストイベントで私は1のコーラーを行うことを決めました。
テストイベントからの2ヶ月間World tourやchallengerの動画を見ながら練習を続けいよいよオリンピック本番を迎えます!!

今回はオリンピックまでの道のりをご紹介させて頂き、オリンピック本番は次編にてご紹介させて頂きます。
是非次編もご覧頂けると幸いです☺️




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