見出し画像

2021年1~2月 世界の3x3最新ニュース!

皆さんこんにちは。TOKYO DIME インターン生の稲田りさです。

さてさて早いもので2021年も1ヶ月が終わり、2月に突入しましたね。2021年は様々なことが変化したり、新しいことが始まったりと、大忙しな1年になるでしょう。

3x3業界でも既に様々なニュースがこの1ヶ月で出てきています。そこで今回のnoteでは、2021年1月、2月のFIBA3x3に関する最新ニュースを本文を和訳&意訳してお伝えしていきます!

①Doha Mastersの開幕

第10回目となる FIBA 3x3 ワールドツアーは2021年3月26,27日にカタールのドーハで開幕します。FIBA 3x3プロサーキットの最高峰であるこの大会は、Riga(ラトビア)が初のタイトルを獲得してから3ヶ月を経て復活となります。ワールドツアーがドーハで開催されるのは2年連続となりますが、この大会は最新の屋外会場「Al Gharafa Sports Complex」で開催されます。本大会は、カタールバスケットボール連盟が主催し、カタールオリンピック委員会の支援を受けて開催されます。

地元や国から要請された新型コロナに対する健康・安全対策や、FIBA 3x3ワールドツアー2020でも導入されたFIBAメディカルアドバイザリーグループ策定による「Guideline for the Return to Basketball(バスケットボール復帰のためのガイドライン)」が再び実施されます。

有観客か無観客の判断は、開催日が近づきましたら決定いたします。ワールドツアーの開幕戦には、FIBA 3x3チームランキングの上位8チーム(チーム認定期間終了時の2月15日時点)と、開催国を含む計14チームが出場する予定です。

その他のマスターズについては、後日発表される予定です。

~~~

執筆時点での3x3チーム世界ランキング
1.Liman(セルビア)
2.Riga(ラトビア)
3.Ub(セルビア)
4.NY Harlem(アメリカ)
5.Princeton(アメリカ)
6.Novi Sad(セルビア)
7.Amsterdam Talent&Pro(オランダ)
8.Piran(ロシア)
=======
17.Utsunomiya BREX(日本)
18.Tokyo DIME(日本)

TOKYO DIMEのFIBA 3x3チームランキングは現在世界18位となっております!ライバルであるUTSUNOMIYA BREXは17位と、日本勢が世界TOP20位に2チームランクインしております。

②Novi Sadの解散

2021年シーズンの正式スタートを前に、3x3史上最高のチーム「Novi Sad」が解散することが分かりました。

Dusan Bulut, Tamas Ivosev, Dejan Majstorovic, Marko Savicの4選手からなるチームは、FIBA 3x3 ワールドツアー ヨーロッパマスターズが最後の試合となりました。Novi Sadは2012年にワールドツアーが始まって以来、9つのエディションで4つのワールドツアータイトル(2014年、2015年、2018年、2019年)を獲得してきたチームです。

彼らは2018年シーズンを32勝0敗の無敗で終えるほどの支配力の高さでした。毎大会優勝候補だったNovi Sadですが、2020年になると話は変わり、LimanとRigaの2チームはNovi Sadと同じくらいのレベルで競り合うことになりました。

「私たちは、一緒に勝てる勝負は全て勝ったという結論に達した。」とDejan Majstorovicは言いました。

4大会では一度も決勝に進出出来ず、ヨーロッパマスターズでは7位で終わっていました。ジェッダでのワールドツアー決勝では、Bulutを欠き、決勝で2連勝したものの、3連覇を達成することはできませんでした。誰にとっても苦しい1年だったことが、変化に拍車をかけました。

「Tamas (Ivosev)は、もう3x3を辞めようと思うと最初に言い出した」と、シャープシューターのDejan Majstorovicは説明しました。これを受けて、Dusan Bulut、Dejan Majstorovic, Marko Savicの3選手は、今後のことを話し合うために集まりました。

「共に戦い、勝てる勝負には全て勝ったという結論に達したので、解散することにしました。」

憧れであったNovi Sadがチームになることはもうありませんが、MajstorovicとSavicは現在、同じくセルビアの「Ub」に加入しました。Ubは2020年のハンガリーマスターズで準優勝しています。20対19で迎えたハンガリーマスターズでは、新星Miroslav PasajlicがDusan Bulutを負かしNovi Sadをノックアウトし、決勝への道を断っています。このNovi Sadの敗退という瞬間が、来るべきものの前兆であったのとも言えるでしょう。

新チームを結成するために、MaestroはUbに電話をし、Savicと自分をチームに加えることに興味があるかどうかを尋ねました。

「Ubは、3x3というスポーツにおいて明るい未来を持った本当に良いチームだ。デブレツェン(ハンガリー・マスターズ)ではとても良いプレーをしていたし、決勝では最後のショットで勝利のチャンスがあった。今シーズンの目標は、彼らと一緒にワールドツアーで勝利すること...そして多くのマスターズでも勝利することだ。」

Novi Sadのメンバー達は別々の道を歩んでいますが、2021年のオリンピックに向けてチームは再結集することになります。セルビアはこれまでに9個の3×3メダルを獲得し、すでに東京への切符を手にした数少ないチームの1つでであり、より大きな目標のために再び力を合わせることになるでしょう。
「私たちはオリンピックに向けて一緒に練習し、金メダルを獲得し、この素晴らしい旅を一緒に終えたい。」

Novi Sadを離れることは、多くの記憶に残る瞬間の一端を担ってきたMajstorovicにとってはほろ苦い瞬間となるでしょう。
「私たちが勝ち取った全ての大会。一緒に優勝した3つのワールドカップ、2つのヨーロッパカップ、4つのワールドツアータイトル、20回のマスターズ。3x3史上最高のチームであるNovi Sadとの素敵な思い出が沢山あります。」
オリンピックに向けてチームが再結集し、ワールドツアーで再会することを期待しましょう。
「(Dusanとの対戦は)絶対変な感じになるだろうね。私たちは6年間一緒にプレーしてきたのだから。」

これからは、3x3最初の王者であるNovi Sadの記録が破られていくのを楽しみにしていきましょう。

↑2019年のドーハマスターズ vs TOKYO DIME 

③2022のW杯開催地決定

第7回目となるFIBA 3x3ワールドカップは2022年6月にベルギーのアントワープで開催されます。

この都市は、コロナウイルスの影響で大会が中止される前に、Crelan FIBA 3x3 Europe Cup 2020の開催が予定されていました。

FIBA 3x3 ワールドカップ2022は6月20 日の週にベルギーバスケットボール連盟が主催により、フランドル地方、 basketball Vlaanderen(フランドル地方のバスケットボール協会)、アントワープ市の協力のもと、Sportizon/Golazo(スポーツマーケティング&イベント会社)によってアントワープの歴史的地区で最も象徴的な広場の1つである「Groenplaats」で開催されます。

「FIBA 3x3 ワールドカップ2022をベルギーで開催できることと嬉しく思います。」とFIBA 事務局長のAndreas Zagklisは話します。

「アントワープの歴史的地区は、3x3史上最も壮大な都市での舞台になること間違いありません。今年後半に東京で3x3がオリンピックデビューを果たした後、最初のワールドカップをこのような若くてダイナミックな都市と地域で参加できることを楽しみにしています。」

男子20チーム、女子20チーム(主催国ベルギーを含む)がアントワープで競います。

2019年6月18日~23日にオランダ・アムステルダムで開催された前回の「FIBA 3x3ワールドカップ」では、女子は中国、男子はアメリカが優勝しました。

「FIBA3x3バスケットボール ワールドカップにより、フランドルの市民は若くてダイナミックなオリンピック種目を認知することでしょう。」と、フランドル地方のスポーツ大臣Ben Weytsは語ります。
「このトレンディーで都会的なスポーツとエクササイズは、若者をさらに刺激し、インスピレーションを与えてくれるでしょう。私はワールドカップがフランドル地方のバスケットボールのさらなる発展のため、付加価値を提供してくれることを強く信じています。」


以上、今回は2021年1月、2月のFIBA 3x3の3つの最新NEWSをお届けしました!

また最新NEWSがあがり次第お知らせいたします!


文責:
TOKYO DIME インターン 稲田りさ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?