WBCにイライラしている人に、参考になるかもしれない話
はじめに
野球に興味が無い人、お元気ですか。
イライラとしんどい日々、よくわかります。
僕も流行っているもの、嫌いでした。
「ケッ!」って言ってました。
オリンピックとか
しし座流星群とか
AKB48とか
次から次へと節操なくハマる人のことを
「自分ってものが無いのか!」
と、呆れて見ていました。
でも、今はなんとも思ってません。
ブームに沸く人たちを微笑ましく見ています。
また僕自身、流行りものにもそれなりに触れて、楽しんですらいます。
それが今の僕の自然な態度で、気楽な生き方となっています。
なぜこう変わったのか?
理由はたったの2つだけです。
別に変わらなくてもいいけれど……
参考になればと思うので書いてみます。
流行りものに優しくなった理由①
ミーハーの方が人生豊かかもしれないと気づいたから
15年くらい前、親友S君に「お母さんってどんな人?」と聞きました。
彼は少し笑いながら「この間、なんかのイベントに参加してましたよ。……朝5時起きで」と言いました。
「へー、5時!バイタリティあるねぇ」
「ミーハーなんです。何か流行ってるものがあると、すぐ飛びつくんですよね、いつも」
僕もS君も、流行りものには「ケッ!」っていうタイプ。でも彼はお母さんの話をする時、少しうらやましそうでした。
その時僕は思ったんです。
これまで僕は
「ミーハー=自分が無い人」
だと思ってきたけど、実は
「ミーハー=バイタリティが有る人」
なんじゃないかと。
朝5時に起きて何かやったら、きっと思い出に残る。
それをいろんなことにやった人の人生はきっと、とても豊かなものだ。
僕はマネできないけど、なんだかいいなぁって。そう思ったのです。
これが理由①です。けっこう大きかったんですよね。普通の会話なんですけど。
そして理由②。
これは……①に比べるとずっと書き方が難しいんですけど、書いちゃいます。
流行りものに優しくなった理由②
どーせほっといてもすぐ終わるから
今「ブラボー!」って言ったら、ちょっと古いですよね?
これです。
僕もいま調べて驚いたんですけど、まだ3ヶ月くらいしか経ってないんですよ?
もうね、イライラする価値なんか無いです。
わざわざ冷や水ぶっかけなくても、すぐに冷え冷えになります。めちゃくちゃ速い。
理由①の15年前の時点で、この傾向はありました。それにしても、さらに速くなったと思いませんか。
そして今も。さらに速くなっていっています。
WBCも、日本が敗退あるいは優勝したその瞬間にブームが終わるんじゃ無いか、そうなったらいよいよだな、なんて思って見ています。
今年の年末のネプリーグで
「日本語が話せない人としては初めて侍ジャパンに選ばれた、この選手は?〇〇〇〇〇」
「ヌートペー、残念!!」
って、ゲストの俳優さんが不正解してる画が目に浮かびますよ。わりとマジで。
そして……これも重要なことなんですけど
芸能人やスポーツ選手の皆さんは僕以上にこのことに気づいています。
スポットライトを浴びることは昔より難しくなっているのに、
浴びる時間は昔より短くなっていること。
とても切ないことなのです。
わざわざ叩かなくったっていいじゃんか。
そんな気持ちになったのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
「年取って丸くなったから」などという、
つまらない理由では全然無かったでしょう(笑)
何か参考になれば、幸いです。
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