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優しさについて

僕が思春期だった頃、盛んに言われていた言葉。
あの人、良い人なんだけどね

浜崎あゆみさんもこんなこと歌っていました。

“イイヒト“って言われたって
“ドウデモイイヒト“みたい
浜崎あゆみ『Boys & Girls』

争わないためにペコペコしてる人を「事なかれ主義」って馬鹿にしてた頃でもあった気がします。

今とはだいぶ、違うのかな?🤔

当時から違和感持ってましたけど、今こそ言います。
優しさ」には、とても大きな価値があります。悪い人より、良い人の方がいいです。

事なかれ主義みたいに、なんでもかんでも優しさで解決したがる人であったとしても、やみくもに優しくない輩より全然マシです。

僕は思います。
優しくあるためには、強さか賢さか、あるいは両方が必要だ、と。

弱いと優しく出来ません。不安でキャンキャン吠えてる奴が強いわけありませんよね。無駄に人を傷つけます。

そして、弱さに気付かないと強くはなれません。自分の弱さを認めるには、賢くないといけない。

さらに言えば、優しくするにはかなりの技術が要ります。「優しくしたくて話しに行ったのに、ケンカになっちゃった」とか、あるでしょう?
あれは、優しくないのです。失敗です。

タフじゃなくては生きていけない。 
やさしくなくては、生きている資格はない
フィリップ・マーロウ(架空の探偵)の言葉

↑これくらいの覚悟で、生きていたいです。自信を持って、優しくありたいのです。

最後に……
才能に溢れた二人の音楽家は、「優しさ」について、こんなことを書いています。

ちっぽけで からっぽで 何にも持ってない
優しさに 触れるたび わたしは恥ずかしい
藤井風『優しさ』
気の毒に生まれて 汚されるあの子を
あなたは「綺麗だ」と言った
傍らで眺める私の瞳には
とても醜く映った

(中略)

あなたみたいに優しく
生きられたならよかったな
米津玄師『優しい人』

みなさんも、健やかに朗らかに、
そして優しくあれますように。

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