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開発者からの便り~過去掲載編~

ディレカの開発者である田村喜久雄が生前、HPに掲載していたコラムを
noteにて再掲いたします。

~活水器DILEKAの開発者による水のお話~

ウイルスを破壊、生物に活性効果

(2020年4月HP掲載)

株式会社TAMURAで製造・販売する活水器「DILEKA」(ディレカ) が生み出す効果の一つでもある、マイクロバブル(※現在はウルトラファインバブルが発生していることを確認しています。)は、種も仕掛けも無いのにウイルスを引き寄せ、瞬間的だが超高音高圧を作り出し、ウイルスを破壊、生物に活性効果をもたらす。このマイクロバブルはエアーポンプやストローでは作れない。水と空気を高速で振動させる事で初めて姿を現す。

普通泡はゆらゆら上昇して水面ではじけて消える。ところがマイクロバブルは、上昇するうちにどんどん小さくなり、最後に水中そして空中に消える。しかも、消える瞬間泡の内部は太陽表面に匹敵する摂氏数千度の高温と世界一の深海底程の高圧になると考えられている。

ディレカを通水させることでウルトラファインバブルが発生します。

普通の泡は何の影響も受けずに真っすぐ上昇する。同じ泡なのに、マイクロバブルの方だけがマイナスの電気を帯びている。原子や分子のサイズに近い、ミクロの世界になると同じ物質でもそれまでと違う振る舞いや性質を持つようになる。泡でも似た現象がある。一例が殺菌、オゾンを微量に含む酸素のマイクロバブルで、食中毒ウイルスが破壊出来る事を示した仕組みは次の様だと考えられる。

まず、マイクロバブルが静電気的な引力でウイルスを引き寄せる。次に、バブル消滅の際、高温高圧で非常に強い反応性を持つ“フリーラジカル”という分子や原子ができウイルスを破壊する。

水産業では養殖中の牡蠣にマイクロバブルを浴びせて雑菌を取り除く事に成功している。やはりバブルが消滅する際にフリーラジカルが発生し菌を破壊するようだ。除菌と同時に牡蠣の成長も早まった。普通なら痩せて出荷出来ない夏でも十分な大きさに成長した。成長速度が高まる事も分かった。また農業においては植物の生育促進にも効果がある事も分かった。

マイクロバブル製造技術の高度化などで、さらに小さいウルトラファインバブルの研究と実用化も始まった。マイクロバブルは短時間で消滅するが、上手く作ったウルトラファインバブルは数カ月安定して水中に存在し続ける。さらに低温プラズマとマイナスイオンの組み合わせにより、空気を水中に送りこんで空気中の窒素や酸素が二酸化窒素などに変化する。それが水に溶けて硝酸イオンができる。硝酸イオンは植物の根から吸収されやすく肥料として使用出来る。

水だけの場合に比べて大腸菌などの量が1000分の1ほどに減ったマイクロバブル、ウルトラファインバブルをより高度にするにはナノテクを代表する“フラーレン”(閉殻空洞状の多数の炭素原子のみで構成されるサッカーボール状の構造を持ったクラスターの総称)の技術が欠かせないのである。

コラムは次回に続く….


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